五軒長屋。台東区東上野3-35。左:1989(平成1)年2月21日、右:2013(平成25)年8月3日

浅草通りの南の裏通りで、下谷神社の斜め向かいにある五軒長屋。現在も右端の家が「㈲上野制作所」とガラス戸にかいていあり、この家だけは1989年の写真のままだ。1989年の写真でも左の3軒は1階を住居として改修されているようだ。


長部紙器工業所。東上野3-28
1989(平成1)年2月12日

下谷神社の西の横丁にある二軒長屋と出桁造りの家屋。二軒長屋として建てられたと思われる長部紙器工業所は今も建物は写真のままで操業を続けている。
長部紙器の隣は出桁造りの間口はそう大きくはないが立派な日本家屋。側面が見える左の方向からきちんとした写真を撮っておけばよかった。今はかなり改修されて写真の面影はほとんどない。『下町残照』(村岡秀男、朝日新聞社、1988年、1500円)によると、この家は鳶の頭(かしら)の家。当書には昭和62年撮影の写真と当主との話が載っている。その当時で頭は三代目、仲間内では「稲荷町」と呼ばれるらしい。玄関には纏(まとい)が置かれている。