
ハナビシ理容店。足立区千住5-5.1988(昭和63)年12月11日
かどやと郵便局の間の横丁を西へ入ったところ。十字路の角に金子屋という米店があり、その向かい側である。建物は三軒長屋のようで、手前がハナビシ理容店。見にくいが床屋の回転看板が架かっている。その右は杉浦塗装店と斉藤家。隣の白い壁の家は「くぼ健康堂薬局」。手前の空き地は「福田園駐車場」だが、昔の空中写真を見ると、写真の長屋と同じような長屋が建っていたようだ。あるいは六軒長屋だったのかもしれない。
現在、三軒長屋は取り壊されて駐車場が広がった。健康堂は建て替えられたが商売は続いている。
なかだ蔵。千住5-6
2012(平成24)年1月15日
板垣家の裏の路地にある蔵を改造した住居。 千住蔵研究会の説明版によると、「築200年位の小豆蔵」だという。疑うわけではないがそんな古いものが現存しているとは、本当だろうか? 国の登録有形文化財にしていいくらいではないか。「間口2軒×奥行き3間の木骨土蔵造り。本来の外壁は漆喰で仕上げていたがトタン波板を巻き黒く塗装されている。居住用に改築した際、窓などの開口部を多く取った。右は増築した下屋(げや)」、ということである。
1999年からイラストレーターの なかだえりのアトリエとなっている。この蔵で個展を開くこともあり、その際は内部の見学も可能なようだ。