
民家。文京区本郷4-33
上:1989(平成1)年5月5日
左:同年4月9日
写真の階段は菊坂通りと下道とを繋ぐ横丁に当たるもので、その角に出桁造りの家がたっている。家の後ろは階段の下になるので三階建てだ。下から家の横を眺めると、下見板の壁と窓の下の張り出した台とその手すりなどが目に入り、なかなかの景観である。
通りの正面を見るとガラスの引き戸が間口一杯にはまっていて、よく見られる商家の造りだ。隣の家がくっついて建っている。屋根の高さは異なるのだが、あるいは一体の長屋形式なのだろうか。その隣の家は1階を民家に改修したようだ。
現在は隣の家は建替えられたが、角の家はきちんと補修もされてほぼこのままの外観で残っている。ただ正面1階は玄関と窓を取り付けて民家に改修されている。すごいのは改修された面の壁を、横と同じ下見板にしていることだ。また、横の三階の窓の手すりも旧態を保ったままで作り直されている。
横の階段は樋口一葉旧居跡と旧伊勢屋質店との間にある。菊坂の名所を巡る人がこの家を目にすることができるのは幸せなことに違いない。
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