

丸ノ内ホテル
千代田区丸の内1-6
1989(平成1)年10月15日
前の通りは永代通りで、写真左から交通公社ビル、丸ノ内ホテル、東京中央ビル。これらビルの裏手に国鉄本社ビルがある。現在は丸の内オアゾとして再開発されて丸の内1-6の地区で撮影時にあったビルはほとんどが建て替えられたようだ。
撮影したときは戦前築の建物という知識はあって撮っているのだが、これが?という疑問はあった。右の写真はネット上にあった戦前の絵葉書で、どこから拾ってきたのかは忘れた。 『清水建設200年作品集』にも竣工時の写真がある。その写真と比べると窓の配列が同じなのでやはり大正末に建てられたビルと分かる。『総覧』では「丸の内ホテル、建設年=T13(1924年)、構造=SRC9、設計=清水組(田中実)、施工=清水組、S13(1938年)改修(大林組)」。大正末に9階建てとはかなりの高層建築である。
戦後は占領軍に接収されて英連邦軍の宿舎となった。昭和20年12月から24年7月までだが、全館の接収解除は昭和27年6月で、営業を再開したのはその後だ。
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