三河屋本店。神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9。1989(平成1)年6月5日

1927(昭和2)年に建てられた出桁造りの酒屋。平成14年に鎌倉市景観重要建築物に指定された。『鎌倉市>三河屋本店』に、建物の構造や特徴が細かく記されている。それによると、三河屋は1900(明治33)年の創業。若宮大路に向いた店舗は間口5間、奥行き8間という堂々とした大きさだ。2階の正面は倉庫のように使っているらしく、窓がない。構造上は総2階で、建物本体から立派な瓦屋根の庇を持った半間の下屋が飛び出ている。これは言われないとまったく分からない。出桁造りの1階部分としか見えない。屋根は正面に見えているのは切妻だが、後ろ半分は寄棟である。



菊や。2001(平成13)年11月4日

現在は「オヴァール(OVALE)鎌倉本店」というカフェが入る3階建ての小さなビルに替わっている。
写真では営業しているのか疑わしいような様子だ。「明治生命特約店」「家具□建具」の看板、「書画骨董」の張り紙が読み取れる。「鎌倉五山」の幟は三河屋の立てたもので菊やとは無関係。骨董屋のようだ。
「菊や」をネット検索したら伊東市富戸の「カフェ菊や」が出た。この店は鎌倉の菊やの屋号を引き継いだもので、鎌倉の菊やに置いてあった食器や漆器などの販売もしているという。

 

コメント

 

ノスタルジア (mariangelica)
2010-06-29 10:52:28
ご無沙汰しております。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
雪ノ下は通学路等、幼い頃からゆかりのある地です。
鎌倉の変貌ぶりは戸惑うほど。風情のある店や、日本家屋、洋館なども次々と姿を消して悲しい限りです。
幼い頃から「菊や」の店頭にしつらえに足を止め見入り、湯浅物産館では珊瑚や貝をみて想像力を養い、吉田屋陶器店で茶碗を買ってもらい嬉しかった事を思い出しました。八尾伊の近くの子供服(?)の店にも時々行きました。
懐かしい風景を有難うございます。
蒸し暑い日が続きます、どうぞお大切に☆

 

>mariangelica様 (流一)
2010-06-29 15:47:52
鎌倉は小学校では遠足でいくところでしたが、今は年1回いくかどうかという観光地です。ここに出した写真の家も前を通るだけというのが多いわけです。そんな中で「この家は憶えている。この店で買い物をした」といっていただくと、なぜか心強くなります。
最近は海岸近くの住宅地の変貌が目に付きますね。