巴ビル。中央区日本橋蛎殻町2-4。1987(昭和62)年4月29日

新大橋通りと人形町通りとの水天宮交差点に正面を向けて建っていた。昔の水天宮の賑わいがいかにすごかったかを伝えるような華麗な正面の装飾だ。DRAKOさんからの情報によると、水天宮交差点側の1階には「ミヤコ」というパチンコ屋が入っていたがとっくに出てしまっている。また、写真左端にパチンコの看板が出ているが、こちらは「ゴールドラッシュ」で、ビル解体の少し前まで営業していたという。両パチンコ屋の間には「まるか」という蕎麦屋があった。すでに撮影年の5年位前から網がかけられていた。
『日本近代建築総覧』には「巴ビル(旧明治製菓人形町売店)、中央区日本橋蛎殻町3-2、S4頃、RC3、設計=明治製菓営繕課?、施工=島崎組、備考=「建築世界」。葉書回答によれば、設計:復興助成K.K.、施工:松井建設と云う」となっている。


 

左:1986(昭和61)年7月6日、右:1987(昭和62)年4月21日

ビルの角の上に突き出ているのは煙突だろうか、あるいはただの装飾かもしれない。屋上からこれを撮った写真が『乱歩と東京』(松山巖著、PARCO出版、1984年)に載っている。

 

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