前回の記事

”子どもへの過度の期待は危険!”

自分の稚拙な文章で、伝えたいこと
が今一つ伝えられなかったと感じま
したので、これについて補足を・・・。



子どもへの期待をすることは、親と
すれば当然のこと。

”お前には期待していない”

って、仮に口に出して言ったとしても、
心底思ってはいないはず。

”こうなってほしいな~”

親だったら多少なりとも子どもに対
して抱く、正常な感情だと思ってい
ます。



ただ、自分が言いたいのは、この
感情が異常なまでに大きくなること。

そして、異常なまでに執着すること
が危険だということです。



子どもへの過度の期待。

つまり、

”なりたい姿への思い(子ども)”



”なってほしい姿への思い(親)”



これが強くなると、子どもは精神的
な負担を強いられます。

つまり、気の進まないまま、それを
やり続けることになります。

そのうち、自分のためではなく親の
ためにやるようになるのです。

そうなったら楽しいわけがありません。

長くは続かないでしょう。



特に野球経験があり、なまじ野球に
精通している親が陥りやすい現象
かと思われます。

そういう親は、自分はできたから、
あるいは自分はできなかったから・・・。

そんなことで、子どもに求めること
が高くなりがちです。



自分の近所にこんな父親がいます。

うちのチームの子の親ではありません
が、とにかく子どものミスを責め立て
ます。

子どもはプレー中でも、おどおどして
る感じがありありと出ているし・・・。

親の方を気にしながらプレーしてる
感がありました。

その子は負けた責任を取らされて、
丸刈りにさせられたそうです。

もちろん父親の提案で・・・。



ありえないでしょう・・・。

何様なのかって、自分なんか思っ
てしまいますよはずかしーっ

完全に子どもの心もカラダも私物化
している、勘違いオヤジですうぅー

これはもう立派な虐待でしょう。



これは一例ですが、こんな親もいると
いうことなんです。

その子は、今も野球を続けていますが、
いずれ息切れするときがくるでしょうね。

それが、うちのチームの子の親なら
自分も徹底的に話し合いますがねかお



親は必要以上に期待をかけて、子ども
から本当に好きでやりたがっている野球
を奪ってはいけません。

しかし、全く放ったらかしでもいけません。

特に小学生の頃は、親としてはたくさん
のきっかけを与えてほしいと思います。



そして、

”子どもの心に火を着ける”

それが大切だと思うのです。

火さえ着けば、あとはそれを消さない
ように、時には厳しく、時には優しく、
子どもをサポートしていけばよいと思
います。

以前書いた関連する過去ログですサゲサゲ↓サゲサゲ↓サゲサゲ↓

”子供の能力を引き出すためには・・・”

”うなずくだけで火が着きます(^^♪

上段の記事で紹介している

1.見つける(良いところを)
2.認める(良いところも悪いところも全部)
3.見守る(余計な口出しせず、我慢する)

という指導における3Mの原則

子どもたちを生かすためには、大人は
常にそれを意識するべきではないかと
思っています。

そして、この3M以前に”心に火を
着ける”
ことが大前提にあることは
言うまでもありません。

よって、勝手ながらこれらを

少年指導の1H(火)3Mの原則

と、たった今名付けさせていただきます笑1



また、下段の記事で紹介している本も
自分にとっては、指導する上での基本
的な考えを示してくれました。

これらから分かるのは、いかに大人は
我慢
が必要かということです。

大人が何を言おうが、最終的にやるの
は子
どもたちなわけです。

だからこそ、子どもたち自身で切り
開く力
を育てていくことが大切だと
思うのです。


また、3Mの”見守る”について、さら
に言うならば、あくまでも”余計なこと
を言わない”
ということです。

恐らく、そのレベルになればあれこれ
言わ
ずとも子どもは前に進んでいく
とでしょう。

あとは、子どもたちの自主性に任せ
れば
よいと思うのです。

だから、そのレベルになったら、親と
してはあとはひたすら声援を送って、
子どもの心
を後押ししてほしいと思
います。

但し、

火を着ける→見つける→認める

をやった上でのことであることを忘れ
ないでくださいね笑1

あとは、どんなときでも親が支えて
あげさえすれば、子どもは勝手に
伸びていくもの。

自分はそう信じています。



野球の指導には正解はないと思って
います。

但し、それは技術面や戦術面などに
おいてのことかと・・・。

少年野球を教育的視点で捉えるなら
ば、その正解はいく通りもあるとは思
えません

何が正しいのか、そしてどうあるべき
なのか・・・。

親・指導者は常にそこを突き詰めな
がら、子どもたちと接することが必要
だと思っています。