～♪
真姫「…」
にこ「真姫が今聞いてる曲って、日曜日の朝にやってる『特撮ヒーロー』の曲でしょ？
珍しいわね、真姫が特撮ソングを聞くなんて。」
希「ふふっ、それはね…」
数日前、彼と一緒に保育園に歌のボランティアに行った時…
園児A「お姉ちゃん、次は仮面ライダーの曲弾いて！」
園児B「キングオージャーも！」
真姫「え…！？」
真姫「どうしよう…『特撮ヒーロー』の曲なんて聞いた事がないから分からないわ。
譜面があれば弾けるんだけど…」
～♪(彼の歌とギター)
真姫「！」
希「園児達がリクエストした特撮ソングを彼が知っていて、真姫ちゃんに助け舟を出してくれたからその場は乗り切れたんやけど…」
真姫「え！？前に私がボランティアの手伝いに行けなかった時、虹ヶ咲の優木せつ菜が私の代わりに手伝いに来てたの？」
真姫(そうだったのね。だからあの子達、私の事をせつ菜と同じように特撮ソングを知っている人だと思い込んで…)
にこ「…成る程、だから今、特撮ソングを聞いて覚えようとしていると。」
希「本当はきっと、せつ菜ちゃんに彼のお手伝いの立場を取られたくないからやね。
嫉妬ファイヤー全開って感じで、真姫ちゃんはかわいいなあ♪」