最初に選んだ 中央(中又)大滝。

 

ババ平キャンプサイトからは見えない中央(中又)大滝、昨日の偵察で場所ははっきりした。

朝からガスで大滝群は隠れていたが、雨は上がっていたので、兎に角、行ってみようと言うことで、中央大滝へ向かう。

 

次第に、3本の白い流れが見えてくる。

 
中又大滝(左)

 

 

中又、右又

 

スラブを各々登って行く

 

 
1P目​:成瀬氏はフリーのピッチ、私達はその中間地点くらいの位置で、早めに出した
 
2P目
 
核心の3P目、水線はハング状

 

4P目

 

5P目

 

 
 

 
頭から見下ろして

 
頭からも滝場が続いている

 

 
 
三つ滝を越してから、左岸尾根から下山ルーファイ
 
根曲がりの木々を押しのけて

 

長い下降、その際 、ようやく中央(中又)大滝 110mの全景(正面から)をみることができた。

 
槍沢出合にて

 
(総括)

成瀬陽一氏 新編増補「俺は沢ヤだ!」では、中央大滝 120m(4P)

私達は5ビッチ(110m)で登った。

 

1P目 H20m(私)

期して期して期してロープを出す

 

2P目  H25m(私)

階段状とフェース

 

3P目  H20m(私)

登攀の核心(俺沢では2ピッチ目)、易しそうに見えるがトラバースがホールドも脆くて悪くて慎重に。支点を決めたら、思い切って滝見の凹角へトラバース。最後は、水流を左岸へ渡る。

 

4P目 H25 m(N-GAY)

水流右サイド。最初濡れたスラブを登り、ブッシュと水線の間を登る。

 

5P目 H20m(N-GAY)

水流右サイド。水線際のブッシュを登り、落ち口へダイレクトに出る。

 

大滝上はナメが続く楽園。天気に恵まれれば、登攀内容も面白く、心に残る山行になるだろう。

ただし、全体的にリード・中間とも浮き石、落石、剥がれそうな岩には要注意。

 

(下山)

危惧していた通り、下降は本流まで4時間かかる核心だった。成瀬氏の下山ルートは、わからず。


登攀日:2024.7.26(金)
メンバー:N-GAY、シブ&コージ 

 

左又大滝へ続く