27日は左又大滝へ!

朝から青空も覗き、水量も減ったきて登攀日和だ。

大スラブから始まる左又は、大滝というより連瀑で構成されており、明るく開放的なのは上越の沢を思いだす。

 

左又大滝

 

 

 

1P目

 

2P目(フォロー)

 
3P目スタート地点から連瀑帯

 

3P目

 
4P目

 

 
5P目は、コンテ

 
6P目スタート
出だしからシャワー、だいたいシャワー、湧出水めちゃ冷たい!
 
 
 
6P目終了点から上部

 
フォロー

 

 

 

下山は、右岸をルーファイ。あまり苦労しなかった。

 

下山中のブッシュ帯でのこと、「とても歩き易いなぁ」て話して降っていると久しぶりに熊(成獣1頭)とニアミス。距離にして5mほど。こちらのギアのガチャガチャ音にびっくりしてくれたのか、逃げていってくれた!獣道、熊道だったのだろう。
 
ババ平キャンプサイト
天気は下り坂
 

昨日酒がなくなったので、キャンプサイトで追加で購入して打ち上げ!なんでも置いてあるので助かる。
但し、スタッフは5時に槍沢ロッヂに降りていかれる。
主食も調理中に、雨が降ってきてテントに逃げ込む。

 

 

28日は下山。天気予報に反して朝から雨。

本当に登攀日の天気は幸運だった。

 
槍沢ロッヂ

 
明神館

 
上高地辺りでは、猿の団体様もまったく人を気にしない。

 
それにしても、物凄く観光客。上高地留まりの外国人は多いが、槍沢登山道を登る外国人も多かった。

 
 

 
平湯で汗を流し、蕎麦を頂く

 

 

(総括)

成瀬陽一氏 新編増補「俺は沢ヤだ!」では、左又大滝150m(7P)

私達は、7ビッチ155m(内、コンテ2回)で登った。

 

1P目 H25m(N-GAY)

フリクション効くスラブを登る

 

2P目  H10m(N-GAY⇒私)

水流右の小ハングをアブミで乗り越える

 

3P目  H35 m(N-GAY)

多段滝、水線右サイドを沿いを登る、気持ちいいピッチ

 

4P目 H30m(N-GAY)

水線右サイドを沿いを登る、気持ちいいピッチ

 

5P目 H15m

コンテ

 

6P目 H40m(私)

右岸に渡り、水流の左サイドを頭まで登る。

ブッシュでも支点を得られるので安心。だいたいシャワーで気持ち良い。

成瀬氏は、水流右の垂直フェースから登っておられる。

 

7P目 H10m

コンテ

 

水源は、ドンツキの岩場からの湧出水(3箇所)。生で見ると圧巻!

 

この日も登攀開始から青空広がり登攀日和。2日間天気に恵まれて感謝。どちらの大滝も、渋いクライミングを要するピッチがあり楽しめた。また、ほとんど水線から離れることがなく沢登りとしても素晴らしい谷なので、沢山の沢屋さんに登攀されて欲しいと思う。

ただし左又大滝も、全体的にリード・中間とも浮き石、落石、剥がれそうな岩には要注意。

 

(下山)

右岸をルーファイ。成瀬氏「俺は沢ヤだ!」通りに下山できた。

 

左又大滝 登攀日:2024.7.27(土)
メンバー:N-GAY、シブ&コージ 

 

最後になりますが、N-GAYさんが感想としてまとめて会のブログに投稿してくださいました。是非ご覧ください!⇛大阪わらじの会HP