今年も二代目レミと千美が逝った七月がやってきました。
レミは今日16日、千美は22日です。
どんなに時が流れても、忘れることはできません。
昭和49年に亡くなった千美、今をもって死因は不明です。
元気がなくなってきたので、明日は先生に往診に来てもらおうと思ったのに、
翌朝、急死してしまいました。
突然のことだったので、声をかけるどころか、チビ、チビ・・・と声を出して、
泣くだけでした。
千美亡き後4年後の7月に、二代目レミは、
「レプトスピラ」のため、1週間、苦しんだのち、
逝ってしまいました。
「もう、十分、頑張ったんやから、楽になっていいからね」と体をさすっていたら、
後肢をぴ~んと伸ばし、息絶えました。
今、思うことなのですが、先生が往診にこられて、血液を持ってすぐに、
「レプトスピラですから、助かりません。安楽死されたら、どうですか?」言われました。母は、すぐに、安楽死はしませんと断っていましたが。
「レプトスピラ」かどうかを調べるのに、抗体検査では2~3日かかります。
昭和53年当時、そんなに迅速に結果がわかったのか、はなはだ疑問です。
その動物病院の前を車で通るたびに、苦い思いが沸き上がります。
そして、今年の2月には、葵を見送ることになってしまいました。
あまりにも突然だったので、言葉がでてきませんでした。
やっと、絞り出すように、かけた言葉が
「皆のところに、帰ろうや」でした。
レミ、千美は、家で亡くなりましたが、葵は病院の堅いベッドの上。
このお気に入りのベッドだったら、葵も嬉しかっただろうに・・・
葵の死因も、「インスリノーマ」があやしいということですが、
もうひとつ、はっきりしません。
これから、いつか送り出す子たちには、もっと気が利いたことが言えるように
したいと思っています。