来年度から、犬、猫の飼育の「数値規制」が施行されます。
犬においては、一人当たりの従業員が飼育できる数は15頭。
一般にブリーダーでは30頭~50頭いないと儲けはないと聞いたことがあります。
ひとりあたり15頭となると、廃業するブリーダーも多数でてくるかもしれません。
飼育するケージの大きさも変わるようですから、また、その費用もかかることでしょう。
大きな犬舎さんは、今のうちから、里親に出すなりして、数を整え始めているようですが、
小さなところは、大変でしょうね。
日本犬保存会の会員さんで、繁殖に携わっておられる方々のブーイングも
あちこちで、上がっています。
また、雌犬の出産も6歳までで、出産回数も6回という数字。
そうなると、6歳を超えた雌犬は、もう、役にたたないわけで、
うまく、里親さんが見つからなかったら、どうなるのでしょう?
今までならば、まだ、2腹、3腹は取れるからと譲ることができたでしょうが・・・
一回出産すると、母犬はボロボロになります。それなのに、ブリーダーさんのブログを拝見すると、
同じ犬で、続けて3回出産させている記事をみます。子出しが良いのかもしれませんが、
生涯6回でも素人にとっては、多いように感じます。
現在、我が家では4頭と暮らしていますが、毎日の運動、健康管理を考えると、
手いっぱいです。ですから、15頭でも、私にとっは、とんでもない数字に思えてきます。
預かった小さな命はその生涯を終えるまで、守り切らなければなりません。
「数値規制」によって、遺棄される犬が増えないか?
また、出産年齢を偽り、血統書の偽造をする輩が出てくるのでは?と心配です。