昨日、5月15日は、父の命日でした。
早いもので、もう、七回忌になります。
つい、この間のことのように思われますが、その当時赤ん坊だった孫1号が
もう、小学校1年生ですから、時の流れはそういうものかもしれません。
こういうご時世ですから、お坊さんを呼ばないで、墓参りをして、
お仏壇の前で拝み、父を偲びました。
何年過ぎても、亡くなったときのことが鮮やかに、思い出されます。
もう、危ないかもしれないと看護師さんが知らせてくださり、
父の手を握りながら、声だけは聴こえるだろうと、何度も何度もお礼を言いました。
そして、今思うと、しょうもないことですが、ちゃんと、右、左を確認して、
気を付けて行ってや・・・と言ったように思います。
やがて、ベッドの横にあるモニターの画面に直線が現れ・・
もう、握り返してくれることのない手を握りながら、父が逝ってしまったことを確認しました。
親を看取るということは、こういうことなのか・・・思い出すたびに、切ない気持ちが溢れます。
父は葵のことは知っていましたが、その後、生まれたあさのことは
知りません。
毎日、4頭の柴犬と、ワチャワチャ暮らしている私の姿を、
あの世から、呆れながらも、ニンマリ笑ってみているかもしれません。
7回忌まで、大丈夫だろうか?と心配していた母も、
92歳になりましたが、元気にしております。
これからも、母との日々を大切にしたいと思っています。