昨日、実家の本棚から見つけたこの本!
先ごろ、お亡くなりになられた阿川弘之氏著
「犬と麻ちゃん」です。
小説家野村耕平一家のところに瀬戸内海に浮かぶ島から、
麻子がお手伝いさんとして、上京してきます。
野村家の人々や、友人たち、そして迷い込んだ仔犬との交流、
そして麻子たちの青春物語をえがいたもので、
テレビドラマとして放映されました。
この迷い犬というのが、当時、まだ珍しかった
黒柴なんですね・・・
阿川氏も柴犬を飼っておられたようで、
犬の描写が実にリアルなのです。
この黒柴は迷い犬でしたが、由緒正しい純血種で、
周りの人にすすめられて、両親不明、単独登録で、
展覧会に出したところ、一席になってしまうのです。
麻子の「ゴン、頑張れよ。おまえは私の嫁入り道具なんだから」
というところは笑ってしまいます。
のちに、この迷い犬の元の飼い主があらわれ、
ゴンは名犬、名芙蓉の子というこがわかります。
この名芙蓉とは、名峰号(コロ中×栄艶女)のことでは
ないかと、当時、中学生だった私はワクワクしながら読んだものです。
野村一家は阿川家がモデルだったようで、
長女の加代子さんは、阿川佐和子さんみたいですね。
当時、テレビに出ていた黒柴さんの顔は
どんなだったかなあ・・・
うちのお嬢さんたちの写真を並べてみますが・・・
どれも、似ていないような気がします。
というか、黒柴たちと暮らす生活が訪れることになるなんて、
あの頃は、想ってもみませんでした。