行動力と、感情というエネルギー

西川隆光です。

今日は、
「感情」について
考えてみましょう。

「感情」という言葉は
国語辞典で調べれば
「物事や対象に対して
抱く気持ち」とありますが、
感情とはどういうものかを
つきつめていくと
かなり奥が深いものです。

喜び、悲しみ、怒り、恐怖など
さまざまな感情がありますが、
その中には当然
天使的感情と
悪魔的感情があります。

どんな人でも
その両方を持ち合わせています。
天使的感情だけで生きている
聖人君子のような人もいなければ、
悪魔的感情だけで
生きている人もいません。

ただ、どんな感情も
天使的な感情に
切り替えていくことは
できますので、
その点は安心してください。

先日、皆さんは
100の夢を書いたと
思いますが、
たとえばそのときに
「たくさんの女性にモテたい」
と、書いた男性がいたとします。

「なによ、それ」と
眉をしかめる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
その願望のためにこの男性が
毎日お風呂で清潔にしたり、
ファッションや髪型などの
見た目に気を遣う、
仕事を頑張ってお金を稼ぐ、
そんな向上心への
モチベーションになったとしたら
いいことだと思いませんか？

人間というのは
自分の願望を
叶えたいという欲、感情に
突き動かされるものなのです。

あるいは、
ダイエットをしなくちゃと
頭では思っているけれど
お腹がすいたら我慢できず
つい食べてしまっていた
ぽっちゃり体型の女性が、
結婚が決まって
何としても細身のかわいい
ウエディングドレスを着て
結婚式を挙げたいと思ったら
初めてダイエットを実行でき、
どんなに苦しくても頑張れた、
そんな方もいらっしゃいます。

感情とはエネルギーです。
頭で理解していても実行できないことが
「やりたい」と思う感情に突き動かされ
実行できることがあります。
感情というエネルギーは
時にはメンタルブロックのように
行動を妨げることもありますが、
「楽しい」とか「嬉しい」といった感情は
人に行動力を与えます。

まず重要なのは
行動を妨げない
感情の状態をつくりだすことです。

西川はよく、魂のことを
パソコンに例えて説明するのですが、
魂の中核に当たる部分は
パソコンでいえばCPUです。
そのCPUにもコアがあり、
最近では複数のコアが
入っていたりします。
このコアを回す力となるのが
感情というエネルギーです。

ですから、感情がない人は
電源の入ってないPCのような
エネルギーがない状態なのです。
そうなるとほとんど機械で
人間らしさに欠けます。

コンプレックスのような
ネガティブな感情も
プラスの行動につながる
エネルギーになることもあります。
要は、感情というエネルギーとの
付き合い方、なんですね。

では、また。