霊能者歴25年のスピリチュアルカウンセラー西川隆光です！
「自分の使命を知りたい」
そういう人って多いですよね。
西川は、
使命や目的というのは
その人の欲に
隠れていると思っています。
仏教では
煩悩即菩提（ぼんのうそくぼだい）
というように、
煩悩の中にこそ悟りがあるんです。
よく、仏教というのは
欲を否定する宗教だって
言いますけど、
そうではない。
余計な欲を断とう。
だから自分は一番
どのことに欲を持ちたいのか、
その欲をはっきりさせろ
と、いうのが
僕は仏教だと思っています。
煩悩即菩提です。
だから実は煩悩の中にこそ
自分の使命や目的というのが
含まれているのです。
これは料理でいえば
灰汁の中にうまみが閉じ込められているのと
同じことですね。
おいしいスープを作ろうとしたら、
大きな寸胴で出汁を煮込む。
そうすると灰汁が出てきます。
でもその灰汁の中に
うまみがはいっているから、
灰汁は本当に浮いてきた灰汁だけを
すくわなきゃいけない。
それを全部とってしまったら、
うまみも何もなくなっちゃうんですね。
うまみ成分が出ていくときに
灰汁も出てくるんです。
ですから、
欲というエネルギーの中に
うまみ成分があって、
浮いてくる灰汁のような
余計な部分は執着を手放していく、
余計な欲は手放していけばいい。
こういう考えなんですよ。
だから欲多き人は僕大好きですよ（笑）
欲深い人とか、欲がたくさんある人って
すごく人間的に面白いです。
僕自身にもいろんな欲がありますし、
その欲のある自分を
徹底的に否定しようとした時代もありましたが、
そのことの虚しさに気づいちゃったんですね。
欲を否定すると結果
どういう人間になっていくかといったら、
恐ろしいことに
無個性になっていくんですよ。
たとえば、あまり良くない
カルト集団みたいなものは
皆、個性が一緒なんですよ。
皆が同じことを言うし、
同じ感情を持つ。
そして、トップの言ったことを
「はいはい」ってなんでも
聞くようになるじゃないですか。
これ、恐ろしくないですか？
だから欲を持たなきゃダメなんですよ。
欲の中にこそ自分があるからです。
だから
「使命や目的はなんですか？」
って、聞きに来る若者たちには、
使命や目的なんかを発見する前に
もっと欲を持てと言いたいんですね。
そもそも、
そういうことを人に聞いていく人生って
うまくいくためしがない。
自分の中で
これが使命だと気づいたとき、
そのときの心を
不動心と言うんですが、
不動の心を持った人以上に
強い人はいないんです。
僕もその一人なんですよ。
不動心があるんですよ。
だからどんなに欲まみれになっても、
どんなに間違った方向に進んでも
絶対ぶれない。
自分には一つの不動な心が
あるからなんですね。
では、また。
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