よく、子育ての相談で多い親御さんの口癖に・・・
「自分はこうして失敗したから、子供には・・・」
といったことがございます。
確かに、可愛い我が子に、同じ失敗経験をさせたくない・・・その気持ちよ~くわかります。
でも、私が思うには、それは大いなるお節介と思うのです。
スピリチュアルな子育て論で大事な観点は、波長の法則からして子供が親を選んでくる際に、まったく似ていない傾向性の親には生まれない、と言えるのです。
その環境に生れ落ちるは、反面教師として親から学ぶこともあれば、良い教師役として学ぶこともあります。
しかし、反面教師といえども、あるいは偉大な親であろうとも、同じ因子が自分にもあるから生まれてくるのです。
同じような失敗をする傾向性がある・・・
同じような才能がある・・・
同じような癖がある・・・
同じような思考をしがちである・・・
などなど、似た者どうしであることは多いものです。
そう考えた場合、自分は若い頃にこうして失敗したから、子供には絶対にこう生きてもらいたい・・・といくら親が考えても、子供にとっては意味不明なことだったりするものです。
それは、子供も同じ人生のハードルを持っていることが多々あるからです。
そうした場面に遭遇して初めてわかることになるのだと思います。
私は、だからといって見て見ぬふりをしろ、と言っているのではありません。
先に答えを親が出してしまってはいけません。と言っているのです。
人生を先に歩く者として、経験値から答えがわかっているからといって、それを先に子供にいちいち言っていたら、子供の勉強にならないのです。
あくまで困った時に手を差し出すという姿勢が大切です。
何のためにこの世に生まれてくるのか・・・それは魂の癖の矯正を通じて、更なる魂の進歩をしていくためです。
悪癖は直して、いい癖である個性は伸ばす。それが目的です。
だから、全部答えを言ってしまってはいけないのです。
そこのところを踏まえて、ついつい老婆心で、「こうしなさい」「ああしなさい」と言ってしまいがちなのが、私たち大人の習性ですが、そこをグッと堪えて、ギリギリの所まで耐えてあげるのも親の努力です。
自らが気づくのが一番いいのですから。
大切なことは、親が自分の不幸感覚から脱却できていない部分を子供に押し付けてはいけない、ということです。
親として、もっと自分の人生に自信を持って、失敗もまた良き経験と昇華していくことです。
子育てはいろいろな局面でいろいろな判断が必要になってくるので大変なのは重も承知ですが、それこそ親の魂修行です。頑張りましょう!
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