京都通になれる雑学知識100 〔Kyoto 86〕 | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

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《 京都通になれる雑学知識 》

第 5 章
京都のパワー&不思議スポット
- KYOTO 86 -
【縁切り・縁結び】
碑くぐりの安井金比羅宮

世の中のあらゆる悪縁を断ち切り、
良縁に転じるという碑(=石)があります。
碑には人一人が腹ばいで通れるほどの穴があり、
願い事を念じながら、
必死の形相で穴をすり抜けている。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆
碑を山のように覆う形代が
物語る無数の願い

我が身につきまとう悪縁に苦悩する人は少なくない。
東山・安井金比羅宮の境内に、
白い形代で膨れ上がった石があります。
この石は
「縁切り縁結び碑」と呼ばれています。
よく見ると、
碑の下方にポッカリ穴が開いている。
力士のように太っている体型は無理としても
普通の体型ならば、
何とかすり抜けられる程度の大きさの穴である。

縁切り・縁結びでお参りに来た人は、
手順として、
先ず100円以上の志納金を納め、
形代を求め、
そこに願い事を書く!
次に
願い事を念じながら碑の表から裏へ、
モグラのように、
また寝そべり穴をすり抜ける。
やっとの思いで抜け出ると悪縁が切れる。
今度は裏から表へ良縁を祈願し、穴をくぐる。
最後に、
先ほどの形代を碑に貼り付けて
一連の祈願は終了だ。
安井金比羅宮の主祭神は、
保元の乱で失脚した崇徳上皇で、
上皇の寵愛していた烏丸殿と引き裂かれ、
讃岐へ流罪となった。
このため、
男女の縁を妨げる一切の悪縁を切るのが、
本来の霊験と言われています。


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 龍虎 俊輔 
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