京都通になれる雑学知識100 〔Kyoto 74〕 | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

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《 京都通になれる雑学知識

第 4 章
京都の味に「理由」あり
- KYOTO 74 -
真夏の避暑地「貴船の川床」で
鮎の塩焼きを

貴船川の流れに乗って湧き上がる冷気が
川床を包み込み、
座敷で味わう川床料理。
京の夏の贅沢である。
お昼ごはんにチョット足を貴船に
向けてみませんか?


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貴船の川床は
5ヶ月のロングラン営業!

京都の夏は蒸し暑く、
とめどなく汗が流れてきます。

この暑さを如何に凌ぐか?

その1つが、川床である!
川からの涼風を利用して過ごす、
京都人の夏の知恵である。
単に過ごすだけでは能が無い!
ということで、
涼を兼ねて料理、お酒を楽しむ。
その舞台は鴨川の納涼床、貴船の川床の2ヶ所が
代表的な場所である!

納涼床は、
一説に桃山時代からの歴史があると
言われています。
一方、
貴船の川床は比較的新しく、
戦後から次第に現在のStyleになったという。
その前は貴船川に床几を置いて、
足を浸して過ごす程度だったという。
実は・・・
貴船川は、鴨川の源流だ!
渓流は清く澄んでいます。
ザアザアザアと音を立て、川から巻き起こる冷風は、
まさに真夏の天然クーラーである。
この涼しさは自然の贈り物であり、
川沿いには
5月1日から9月25日頃迄
「川床」が出ます。

京都市内に比べて気温は4度前後は低いと言われ、
汗が噴き出る市内を逃れて、
川床での昼食と、
食後の束の間のゴロ寝で暑さを忘れるのは
どうでしょうか?
現在、
川床を出す料理旅館、料理屋は
約20軒あります。

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水の冷気を肌に感じて
川床料理と流しそうめん

川床料理は、
川沿いの座敷まで運んでくれます。
先付、八寸、炊合わせ、焼き物、揚げ物など
各店で趣向を凝らしています。
特徴は川魚料理で、貴船自慢の味の1つが
鮎の塩焼きである。
臭みは全くありません!
塩加減も程良く、身はホクホクしています。
これにビールを合わせると、
言うこと無い!
鯉のお造りを楽しめる店もあります。
お昼の料金は月により、
また、
料理内容により異なります。
お一人様、¥3500~¥8000程度を
目安として
みておくと良いでしょう!

川床では
流しそうめんも格別だ!
「ひろ文」という店で味わえます。
流れてくるそうめんをすくい取るのは、
幾つになっても童心を誘う。
そうめんは、次々に腹におさまる。
まるで川床の食べるゲームのようである。


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 龍虎 俊輔 
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