《 京都通になれる雑学 》
第 1 章
古都・京都の歴史を知る町歩き
- Kyoto 17 -
錦市場、
首を左右においしい味散歩
江戸時代、魚問屋に始まり、
野菜、京食材が集まる錦市場。
地元のみならず、観光客の姿も多く、
京土産の掘り出し物が1つや2つ見つかるはず。
■ ついつい予算オーバーの
ショッピング
新京極通・四条上ル「錦天満宮」から西へ
買い物客で混雑する「錦市場」のアーケードが延びています。
通り沿いに約120店舗、
京漬物、京昆布、鮮魚、京野菜などの店が
隙間なく連なっています。
錦市場は、
1615(元和元)年、
幕府から魚問屋の許可が出て以来発展したが、
その前は具足を扱う店が並んでいたことから
「具足小路」と呼ばれていたという。
南北に交わる通りを区切りにして、
味散歩をしてみるのも良いでしょう?
東から歩くと、
御幸町通と麹町通の間では、
味噌漬とつりめん山椒の「丸松 味の顔見世」、
焼ポンの「京丹波」。
焼ポンとは、
特殊な圧力製法で焼きあげた栗。
やわらかく甘みがあって、美味しい!
店先で立ち食いするのがオススメです!
■ 錦市場にも甘味で一休みできる
茶房あり
麹町通と富小路通の間では、
さば寿司の「伊豫又」、
富小路通と柳馬場通の間では、
焼き魚などを扱う「魚刀」、
つきたての杵つき餅につい喉が鳴る「もちつき屋」。
各種のし餅、よもぎ大福などが並んでいます。
店内には茶房があり、
抹茶パフェやぜんざいなどが味わえます。
夏期限定の磯巻き付の冷やしうどんは、
暑い京都で食欲が出る一品です。
柳馬場通と堺町通の間では、
京昆布「千波」。
この店の一番人気は、
こんぶ玉!
汐昆布をやわらかくし、山椒を練り込み、
小さく丸めて山椒の粉をまぶしてあり、
お茶漬け用に常備しておきたい一品です。
このこんぶ玉には、
生姜風味や唐辛子風味もあります。
スイーツの「冨美家」。
この店のバウムクーヘンは、
“ ふうばうむ ”と言い、
抹茶味とプレーンの2種類あります。
京の人たちのご贔屓の味の1つだという。
抹茶味のふうばうむ(¥1,155)がオススメです。
錦市場は
京都の人たちが食材を求める市場でありますが、
現在は、
京の味のお土産を探す観光客の姿で混雑する
観光スポット的な存在でもあります。
最後に・・・
錦市場は、
京都市中京区のほぼ中央に位置する
錦小路通のうち「寺町通- 高倉通」間の商店街で、
魚・京野菜などの生鮮食材や、
乾物・漬物・おばんざい(京言葉で日常の惣菜)などの
加工食品を商う老舗・専門店が集まる市場。
京都独特の食材は、ほぼここで揃う。
中小企業庁によれば、
商店街の類型として超広域型商店街とされ、
名称は京都錦市場商店街とされ、2
006年5月に「がんばる商店街77選」に選ばれた。
- 概 要 -
400年の歴史を持ち、
京都市民からは「にしき」という愛称で呼び親しまれ、
かつては「京の台所」として地元の市民で賑わい、
現在では新京極商店街や寺町京極商店街とともに、
観光客や修学旅行生が訪れる活気のある
観光名所としても賑わう。
スーパーマーケットや百貨店と違い、
ここでは新鮮な旬の食材の品質のよさや
豊富な品揃えが支持されて市民生活と密着しているところが
最大の特徴となっている。
そのため価格を高めに設定する店もあるが、
高品質や豊富さから「ほんまもん」(本物)を扱っていると信頼し、
納得する市民は少なくない。
他地域で「錦市場」を銘打つ店が増え、
品質を維持するためにも京都府内の商店街で初めて
「錦市場」の商標登録を取得している。
一方、
臨時に「にしき」と銘打った食品コーナーを設ける
百貨店も登場している。
京都の目抜き通り四条通の一本北の錦小路通に位置し、
赤緑黄の色鮮やかなアーケードにおおわれた
石畳の道の距離は、
東西390m。
商店街振興組合に所属する店は約130店舗、
道幅は3.2~5m、
道に迫り出して商品や商品棚を並べる店舗が少なくなく
実際はもっと狭い。
東の端は、
新京極と交差し、その先に錦天満宮がある。
ここで業務用の食材を仕入れる割烹、料亭、旅館なども多く、
一般向けには
京都名物の鱧・ぐじ (甘鯛) ・笹鰈・浜焼き鯖・
琵琶湖産の淡水魚など
鮮魚を扱う店が20店舗以上と一番多い。
そのほか伝統野菜とも呼ばれる京野菜、京漬物・豆腐や
湯葉・麩・鰻・佃煮・蒲鉾・干物・乾物などから
茶・菓子・パン・寿司まで京料理の食材は
ほとんどここで揃うといっても過言ではない。
豆乳ソフトクリームや豆乳ドーナツ、
あるいはマグロのヅケ串などあまり見かけないものも売られ、
また試食品を出す店もあり、
食べ歩きする人も少なくない。
さらに茶房を出店して
おむすびを供する米屋や定食を供する八百屋、
カウンターで焼きたてのカキを供する魚屋など、
市場内で飲食を楽しむこともできる。
年の暮れには正月用の食材を求める客であふれる。
店舗の営業時間は、
店にもよるが、
おおむね午前9時から午後5時までが目安となっている。
水曜日と日曜日に休業する店が多い。
-Wikipediaより-
錦市場のHP
http://www.kyoto-nishiki.or.jp
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★ 龍虎 俊輔 ★
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