《 京都通になれる雑学 》
第1章
古都・京都の歴史を知るための町歩き
テーマ 7
新京極通のにぎわいと名物酒場探訪
新京極は「松竹」の地であり、
遊戯、娯楽の場として発展した歴史があります。
昔懐かしい映画館が消えた頃、
一抹の寂しさを感じざるをないが、
現在も京都を代表するアーケード街として
活気があります。
■ 昭和の青春スターが看板を飾った
映画館が・・・今は・・・!
新京極(新京極通)は、
京都随一の繁華街で、寺町通と並行するように
三条通と四条通を結ぶアーケード街だ。
北から六角通、蛸薬師通などが
東西に交差し、
通り沿いに落語の寺として知られる誓願寺、
和泉式部の供養塔が一際目立つ誠心院、錦天満宮など、
古刹、古社も点在しています。
ここで少し
新京極の歴史を振り返ってみましょう!
新京極は
1872(明治5)年に開通し、
2012(平成24)年には
開通以来140周年を迎えました。
東京遷都による京都の沈滞ムードからの
復興を目指して開発された通りで、
「松竹」の発祥地でもあるんです。
松竹の興行ビジネスは、次第に人気を集め、
娯楽場として盛んになると
引きづられるように飲食店も増えて行き、
通りは一段と活気づき賑わいを見せたという。
昭和40年代頃までは
映画館の封切りの度に、
スターを描いた大きな看板が登場し、
若者たちの溜まり場となった。
残念ながら、
現在はかつての映画館もなく
当時の雰囲気を感じませんが、
京土産の店、ゲーム店などが目につき、
修学旅行の生徒たちが
今も昔と変わらず、
賑やかに往来しています。
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★ 龍虎 俊輔 ★
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