悠久の不思議な歴史を巡る旅!〈予告編〉 | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

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[ - 悠久の不思議な歴史を巡る旅 - ]
〈 予 告 編 〉

第18回となる今回は、
東福寺の不思議な歴史を巡る旅と
なります。

東福寺は、
京都市東山区本町十五丁目にある
臨済宗東福寺派大本山の寺院。
山号を慧日山と号する。
本尊は釈迦如来。開基(創立者)は九条道家、
開山(初代住職)は円爾である。
京都五山の第四位の禅寺として
中世、近世を通じて栄えた。
明治の廃仏毀釈で規模が縮小されたとはいえ、
今なお25か寺の塔頭を有する大寺院である



◆ 洛陽の奇観 ◆
近世の東福寺は、
山林・門前の藤、思遠池の蓮、通天橋の紅葉の名所として
名高かった。

とりわけ通天橋の紅葉は洛陽の奇観として、
庶民はもとより文人墨客にもてはやされた。
なかでも、
開山聖一国師の忌日の10月16日頃には
紅葉が盛りになって、
弁当を持った見物客でごった返した。

今も昔と変わらず、
通天橋下には見事な紅葉が幾重にも重なっています。


◆ 見どころ ◆
応仁の乱などで塔頭の大半が焼失したが、
豊臣秀吉や徳川将軍家などの援助で復興。

1881(明治14)年
方丈から出火し、仏殿・法堂などを失ったが、
三門をはじめ中世に遡る建築がなお現存し、
我が国の禅宗伽藍を代表する存在。

三門は1425(応永32)年の建立で、
現存最古最大で国宝

東司(室町時代の建築)と浴室、
鎌倉幕府の六波羅探題の遺構と伝えられる六波羅門、
亀山天皇御所の遺構と伝わる月下門
偃月橋・愛染堂・仁王門・十三重塔(石造)などは
重要文化財

昭和を代表する作庭家・重森三玲の設計で
昭和14年ら完成した方丈の庭園は、
釈迦成道の八相に因んで
八相の庭と称されています。

絵画では、
国宝の無準師範像、
室町時代初期の画僧・明兆作の聖一国師像など
多数。
明兆は、東福寺に入って殿司となり、
兆殿司と呼ばれ、
大涅槃図なども描いた人物。


このような歴史や見どころを持つ
東福寺には9つの不思議があります。

乞うご期待!!
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 龍虎 俊輔 
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