《 京都古寺を巡る 》
- 寺社巡りが楽しくなる京都ガイド -
〈 古寺周辺散歩 〉
- 第 5 弾 -
南禅寺周辺
~ 岡崎の文化エリアを散策 ~
平安神宮の大鳥居や蹴上を通るインクラインなど、
絵になる風景が多い南禅寺周辺。
平安神宮や無鄰菴など
歴史文化の香るスポットが多いほか、
おかきたや六盛茶庭など、
グルメの名店が点在しているのもポイントだ。
~ 寺社見学POINT 1 ~
【 平 安 神 宮 】
平安時代の雅を再現した鮮やか社殿
神宮道に堂々と聳え立つのは
高さ約24m、
柱の直径約3.5mの大鳥居で、
岡崎エリアのシンボル。
1895(明治28)年に行われた
平安遷都1100年を記念して創建され、
桓武天皇と孝明天皇を祭神とする。
平安時代の大内裏を
8分の5スケールで再現した大極殿や
雅な神苑が見事!
~ 寺社見学POINT 2 ~
【 金 地 院 】
鶴亀の庭が見事な南禅寺塔頭
徳川家康に重用された以心崇伝が
南禅寺塔頭として中興した寺で、
元々は応永年間(1394~1428)に
北山に創建されていた。
方丈南に広がる小堀遠州作の庭園や、
京都三名席の1つ「八窓席」と呼ばれる茶室など
見逃せないスポットが多い!
~ 寺社見学POINT 3 ~
【 天 授 庵 】
ひし形の畳石が続く見事な枯山水庭園
虎関師錬が建立した寺院。
応仁の乱後による荒廃後に細川幽斎が
再興した南禅寺塔頭。
枯山水庭園は畳石の敷き方が
モダンな配置になっている。
秋の紅葉時にはより一層、美しい!
~ 寺社見学POINT 4 ~
【 永 観 堂(禅 林 寺) 】
3000本もの楓が色づく紅葉の名所
853(仁寿3)年、
空海の高弟・真紹が創建した寺院。
本堂の阿弥陀如来立像は、
振り返るような姿から
「みかえり阿弥陀」と呼ばれています。
~ 観光見学POINT 1 ~
【 無 鄰 菴 】
名勝庭園で知られる山県有朋の別荘
明治時代に
山県有朋の別荘として作られた庵で、
隣家のない場所にあったため
無粼菴と名付けられたという。
日露戦争開戦を決定する
「無鄰菴会議」が開かれた場所としても
知られています。
~ 食事処POINT 1 ~
【 南禅寺 順正 】
美しい庭園を見ながら湯豆腐をいただく
1839(天保10)年に開かれた
南禅寺の学問所「順正書院」が起源。
だしと柚子の香りがきく木綿豆腐の湯豆腐は、
コース仕立てで胡麻豆腐や天ぷらと
一緒に味わうのも良いですね。
~ 食事処POINT 2 ~
【 おかきた 】
京風だしのきいた丼とうどん
昆布と4種の削り節を使用した秘伝のだしが、
コシのある麺やアツアツのごはんによく合う。
定番のうどんのほか、
天然エビを2匹使用した天とじ丼は、
旅行者には勿論、地元の人気も高い。
美味しい丼とうどんが食べたい方は
是非、この店へ!
~ カフェ処POINT 1 ~
【 六 盛 茶 庭 】
専門店の種類豊富なふわふわスフレ
京料理の老舗「六盛」が手掛けるスフレ専門店で、
スフレは常時10種ほど揃っています。
注文後に約20分かけて焼く
ふんわりスフレには、
抹茶やショコラなどのオリジナルソースと生クリームが
よく合う逸品となります。
~ カフェ処POINT 2 ~
【 La voiture 】
温かいタルトタタンがロングセラー
煮詰めたカラメル状のリンゴが
ぎっしり入ったタルトタタンは、
ヨーグルトを添えていただくのが定番!
タルトタタンをはじめ
ケーキは売り切れることも多い人気商品で、
テイクアウトも可能です。
★穴場スポット★
~ 穴場POINT 1 ~
【 奥丹 南禅寺店 】
日本で最も古くからの湯豆腐店として知られ、
その歴史は360年にも及ぶ。
豆腐の味は原料の大豆と水、
それに天然のニガリを混ぜるというものだが、
その独特の風味は製造過程の技術に左右される。
ダシの味も、材料は昆布と鰹節と醤油だが、
その作り方も秘伝中の秘伝。
いずれも360年の試行錯誤の歴史がある
老舗となります。
永観堂から南禅寺北門を入ったところに
このお店はあります。
~ 穴場POINT 2 ~
【 京都市動物園 】
京都市左京区岡崎にある
京都市立の動物園。
正式名称ではないが
「岡崎動物園」と呼ばれることもあります。
この動物園は、
白河天皇が1076(承保3)年に
建立した法勝寺の跡地となります。
八角九重塔跡が必見です。
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★ 龍虎 俊輔 ★
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