[- 悠久の不思議な歴史を巡る旅 -]
≪ 大 原 郷 ≫
多くの
不思議な伝説が残る
大原郷の歴史探訪の旅は
本日が、20日目!
最終日となります。
本日のツアーは
水にまつわる伝説を巡る旅
となります。
不思議 20
〔 大 原 香 水 〕
大原上野町の
旧家久保家の邸内にある井泉を
いいます。
天長年間(824~834)
弘法大師の霊感により、
その高弟真済が悪疫を祓うために
掘り出したものといい、
爾来井泉の傍らに一宇を建て、
薬師瑠璃光如来を安置したという。
この井泉は
普段は水が湧かないが、
なぜか!
毎年一回旧暦の6月16日だけ
午前2時から午後まで
湧出するという。
「せんき水」
あるいは
「お稲荷様の水」
とも言われ、
この水を飲むと
疝気・癪気に霊験があるという。
当日は
井戸から汲み上げた水に安置している
薬師瑠璃光如来にお供えした後、
一般参詣者にも授与されています。
一説では、
この井泉は、
昔、
久保家の先祖が
白狐の危難を救った報恩に
この奇瑞をあらわしたものという。
同家の祖先に当たる老女が
留守居をしているとき、
狐狩りに追われて
一匹の老白狐が逃げてきた。
老女は不憫に思い竈の下に匿ったら、
恩を感じた白狐が
翌日夢枕に立ち、
御礼に一日だけ神の水を与えるので
家の東べりに井戸を掘れと
告げた。
井戸を掘ると、
以後
毎年一日だけ清泉が湧き出したという。
こんな伝説が残っています。
何とも
不思議な伝説ですね。
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★ 龍虎 俊輔 ★
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