京都を代表する国宝建造物と
立体曼荼羅で「仏教美」を体感できる
東寺の不思議を巡る旅は、
本日で2日目!
東寺には、
不思議と開かずの門が
あります!
では!私と一緒に
不思議な世界を巡る旅に
出掛けましょう!
≪ 2日目 ≫
不思議② 〔 不開門 〕
大宮通に面した
慶賀門の南にある
瓦葺の八脚門のことで
所謂、
【東大門】
のことになります。
駒札には・・・
「建武三(1336)年
新田義貞が、決死の覚悟で
東寺の足利尊氏を攻め、
危機に陥った尊氏は
門を閉めて、
危うく難を逃れることが
できた故事により、
"不開門 "
とも呼ばれている」と
あります。
また
鏃痕が、
今に残ることから、
【矢の根門】
とも言われています。
『京都坊目誌』には・・・
「相伝ふ。
延元元(1336)年
足利尊氏本寺に陣す。
官軍新田義貞来り攻む。
その鏃痕今に存す。
この時より閉して開かず。
爾来この名ありと」
と記されています。
以来、
この東大門は、
固く閉じられてきています。
しかしながら、
この東大門は、
一度だけ開いたことが、
あるそうで、
『京都坊目誌』によると
「満済日記云。
応永三十(1423)年五月九日。
降雨大嵐。
東寺の東不開門大嵐の為開く。
希代の事か閂砕て
金物抜落云々」
と記されています。
つまり
強風や地震による
自然災害以外では
開くことが無かった
不思議な門だ
ということになります。
2010年4月14日に
解体修理のため
なんと!
670年ぶりに
開門したのが、
この東大門でした。
この東大門の大きさは、
間口が、
11.6m
奥行きが、
9.7m
高さが
8.7m
と大きな門となります。
不思議な東大門の
歴史の旅でした。
本日の旅はココまで!
旅の続きを
乞うご期待!!
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★ 龍虎 俊輔 ★
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