六地蔵って・・・? | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

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歴史作家の龍虎俊輔本人によるブログ。

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我々、日本人にとって、
馴染み深い仏像があるよね。


「あっ、お地蔵様のこと」
「そう!その通り!」

考える間もなく、
パッと浮かんでくる仏像と言えば
【地蔵菩薩】
と思い浮かんだはずでよね(^_-)

【地蔵菩薩】の説明をすると

地蔵の「地」とは・・・
大地を意味し、大地のように広い慈悲の心で
人々を救うとされるんですよ!

大乗仏教において菩薩は、
仏陀となるための修行中の身の状態
だけど
釈迦の入滅後、
56億7000万年後に
弥勒菩薩が出現するまでの間は
現世に仏が不在となってしまうため、
地蔵菩薩
あえて菩薩状態に留まり、
衆生の苦悩を救済するというものなんだ(^_-)

「へぇ~!」

これも説明しておいたほうが良いのかな(^_-)

「何ですか?」
「今日のテーマの本題だよ!」

衆性が輪廻を繰り返す6つの世界というのが、
あるんだよ!
「6つの世界って?何?」

その6つ世界とは・・・
六道と言われる世界のこと。
では、
「六道とは・・・何か?」

地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道
の6つのことを言うんだよ!
その六道のそれぞれを守護する
地蔵菩薩の総称
が、六地蔵なんだ!

「そんな難しい言葉を言われても、解らないよ~」

寺院や路傍や地蔵堂等に祀られていた
6体の地蔵を指すことが大半なんだけど、
6ヶ所の寺院やお堂に
1体ずつ安置されているケースも
あるんだけどね(^_-)

「なるほどねぇ~」
でも
「六道、それぞれの言葉の意味不なんですけど」

おっ!と説明するの
忘れちゃってたね(>_<)

地獄道とは・・・
六道で最も厳しい世界!

餓鬼道とは・・・
常に飢えと渇きに
苦しむ下腹部の強欲な亡者、
餓鬼たちの世界!

畜生道とは・・・
悪行によって、
牛馬等動物に生まれ変わった
衆生の暮らす、
弱肉強食の世界!

修羅道とは・・・
阿修羅や鬼子母神が住み、
激しい争いや怒りが
絶えることのない恐ろしい世界!

人道とは・・・
人間界のことで、
ここでの行いが、
次に生まれ変わるのに
左右している世界!

天道
とは・・・
人間よりも優れているが、
煩悩からは解き放たれていない
天人の住む世界!


六道それぞれに保護・守護する地蔵菩薩様
いるんだよ!

地獄道を保護するのが、檀陀地蔵や大定智悲地蔵。

餓鬼道を保護するのが、宝珠地蔵や大徳清浄地蔵。

畜生道を保護するのが、宝印地蔵や大光明地蔵。

修羅道を保護するのが、持地地蔵や清浄無垢地蔵。

人道を守護するのが、除蓋障地蔵や大清浄地蔵。

天道を守護するのが、日光地蔵や大堅固地蔵。

姿や持ち物は、仏像によって、様々なんだ!
種類も様々なんだよ!
坐像、立像や半跏像だったりとね(^_-)

一般的に地蔵様は、子どもの守り神としての
信仰を集めているケースが大半かな(^_-)

色んな地蔵菩薩様がいるのは
間違いないですね!

龍虎 俊輔