お寺のパワーって?なんだろうね! PART 3 | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

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歴史作家の龍虎俊輔本人によるブログ。

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今回のテーマは、ズバリ!!
「伽藍」

お寺の門をくぐったら、先ずは何をすれば良いだろうね。
それは・・・
お寺の境内全体を見渡すんだよ!

お寺って、様々な建物が、整然とレイアウトされるからさ。
京都や奈良等、観光地の大きなお寺だと、
どこから見て良いのか迷っちゃうよね(^_-)

でも、最初にお参りしなければならないのは、
勿論、本堂に安置されている仏様だよ!

本堂に安置されている仏様は、
そのお寺のご本尊様ってことなんだから、

ご本尊様にご挨拶を済ませない!とダメだよね。
もし、ご本尊様にご挨拶を済ませないで、
自由に拝観したら、失礼なんだよ!

今回のテーマである「伽藍」は何のことって
思っている人、いるんじゃない。。

「伽藍」は、お寺の建物のことだよ!
「七堂伽藍」という言葉があるんだけど、
この言葉の意味は、
"お寺として重要な建物が一通りそろっている"
ということなんだよ!

ところで、伽藍の名称と役割って、
解っている人って少ないんじゃない。

お寺歩きが充実し、楽しくなるために
教えてあげるね(^_-)

①山 門:お寺の入り口。三門とも言うよね。
②本 堂:ご本尊様が安置されている仏殿。お寺の中心的な建物で、
             古くは金堂という建物。
③ 塔  :本来は、お釈迦様の遺骨=仏舎利を納める塔。
④講 堂:僧侶が学ぶお堂。禅宗では、法堂という建物。
⑤鐘 楼:梵鐘をつるすお堂。鐘つき堂のこと。
⑥経 蔵:経典等書物を納めておくお堂。
⑦食 堂:僧侶が食事をするお堂。庫裡ともいう。読み方は「じきどう」だよ!
⑧僧 堂:僧侶が暮らすお堂。禅宗では、坐禅堂のこと。

この他に、禅宗では日常の生活が、すべて禅修行であると考えられているから、

⑨庫院「くいん」:台所のこと。
⑩東司「とうす」:便所のこと。
⑪浴司「よくす」:浴室のこと。

これらの建物も重要な建物になるんだよ!

でも今、書き上げた建物の中で、建物内を拝観できるのは、
限られちゃうんだよね。

あっ!
そうそう。お寺をいくつもめぐっている人は、
もうお気づきかもしれないけど、
伽藍の配置が、似てるなぁ~って思ったことって
あるんじゃない?

そう
お寺が建立された時代や宗派によって、
一定の規則性を持っているから
伽藍の配置が似てるんだって。

例えば、
法隆寺と四天王寺の伽藍配置は、
ソックリなんですよ!

どっちも飛鳥時代に厩戸皇子(聖徳太子)建立されたお寺で、
回廊で囲まれた内部を仏様の聖域として、
五重塔と本堂(金堂)があって、
仏様に直接、礼拝することが出来なかったんですよ。
ても今は、礼拝堂が設置されて、
本堂の内部に礼拝するスペースが、
設置されていますけどね。

また
禅宗のお寺の伽藍配置は、人体に例えることが、
可能なんだよ!
法堂が、「頭」
仏殿が、「腹部・心臓」
山門が、「腰」
庫院が、「左手」    僧堂が、「右手」
浴司が、「左足」  東司が、「右足」
と七堂伽藍が、
すべて回廊に繋がっているように見えるはずです。

勿論、全てのお寺が、
こんな感じの配置になっては無いですよ!
山の中だったり、平地だったり、
敷地が広かったり、狭かったり、
するから
全く同じ伽藍配置になっているのは稀ですよ!

ただ、建立時期や宗派で見当がつくかも(^_-)

"心が疲れきっているときにこそ、境内をゆっくり歩いてみては如何でしょう"

最後に、境内のどこかの伽藍で、
「あっ!ここ良いなぁ」とか
「和むなぁ~」とか
という空気を感じる場所が、あるんじゃない

そういう空気を感じる場所が、
あなたにとって、
あなただけの極上のパワースポットなんです!

僕は、そういう空気が感じる場所、
ありますよ!
京都と鎌倉にね。

あっ!場所、教えてって言われても、
こればかりは、教えられないから、堪忍してね(^_-)

まだ、そういう場所を感じる場所が、
見つけられない人もいるんじゃない。

見つけられない人は、
自分の家柄の宗派を知ること

自分の生まれた年の守護となる仏様を知ること
から
始めましょう!

次回は、「お堂」について、カキコします。

龍虎 俊輔