はじめまして

 

 ご訪問

こころよりありがとうございます。

 

いま「ある」に気づいて

こころ豊かに生きていく

 

こころの豊かさナビゲーター

Yoshi(世史)です。


今日は

私のことについて

お話したいと思います。

 

 

私は20数年間

薬剤師をしてきました。

 

そして今は

もうひとつの活動をしています。

 

それは

”遺されたときに支えになるもの"

をつくる活動です。

なぜこのような活動を

はじめたかというと

 

いままで薬剤師をして

患者さんとの出会いのなかで

印象的なことがあったからです。

 

(長くなるので6つに分けました)

~1.つくりたいと思ったきっかけ~

~2.「四十九日」という時間~

~3.知られていない「四十九日」~

~4.いのちのはかなさ~

~5.悲しみだけではない別れ~

~6.これからの夢~


 

~1.つくりたいと思ったきっかけ~

 

あるとき

遺族になった方から

次々と相談されました。

 

「お姉ちゃんが急に亡くなったの。

わたし、泣いて食べて寝るばかりで

なにもできない」

 

「弟が亡くなって、声がでない・・」

 

「ひとりになって

何かあったらどうしようとおもうと

くすりをのんでも眠れない」

色々な悩みを聞いて、わたしは

「自分がひとり遺されたら…」と

考えてしまいました。

 

真っ暗なへやで

たったひとり

膝をかかえて落ち込んでいる姿が

目にうかび、怖かったです。

 

ただでさえ人間関係の苦手な私は

だれかに助けを求めることができず

ひとりで耐えていました。

 

特に

眠れなくなったことのある私は

眠れない夜に怯えていました。

「こんなことになったら

どうしよう・・」

 

もしかしたら

藁をもすがる想いで

怪しいものに

頼ってしまうかもしれない

 

そんな時はきっと

正しい判断できないだろう・・


落ち着いて判断ができる

今のうちになにか

”遺されたとき支えになるもの"を

用意しておきたい

 

そう強く思いました

 


そんなとき遺族になった

経験のある年配女性が

こう教えてくれました。

 

「お葬式のあと眠れなくなったの。

娘がいるけど付き合わせる訳にも

いかないしね。

 

でも、娘がくれたiPadで

夜起きている人とつながって

乗り越えることができたのよ」と。

 

「そうか、WEB上に

眠れない夜を過ごせる場所が

あったらいいな・・」

 

”遺されたときに支えになるもの”は

『眠れない夜の居場所』にしよう

そう思いました。

 

~2.「四十九日」という時間~

 

相談されてから2ヶ月たって

 

お姉さんが急死した方と

ふたたびおはなしをすると

 

ポツリと

「お姉ちゃんは亡くなったのよね・・」

とつぶやかれました。

 

その様子をみて

「人って

亡くなったことを受けいれるのに

2ヶ月ぐらいかかるんだ・・」と

実感しました。

 

でも、2ヶ月って

だいたい7日×7週間。

 

えっ!

四十九日ってこういうこと!」

はじめて気づきました。

 

 

~3.知られていない「四十九日」~

 

そこから

「四十九日」に興味をもって

しらべてみたら

意外なことにおもしろかったのです!

 

「四十九日」って実は物語でした。

(詳しくはこちら↓)

 どんなお話かというと

 

亡くなった方は

「あの世」にむかって旅にでます。

 

その「あの世」が

どんな世界なのかを決めるために

四十九日かけて

「この世」でのおこないを審判する

 

というお話です。

 

 

審判は七日おきに7回あります。

 

その審判に「この世」から

『情状酌量』の声援をおくるのが

法要なのです。

 


こう考えると

法要も参加している気がして

お経の声にも力が入りませんか?

 

そして

最後の四十九日目には

次がどんな世界になるかを決める

とても大切な審判がはじまります。

 

それで親族、皆があつまって

最大の声援をおくっている

というわけです。

 

だから「四十九日」と言われ

その法要は

いまでも残っているのです。

でも

これってよく考えると

 

法要することで一人のお坊さんが

週に一回、遺族を見守っている形に

なっています。

 

「遺族が一人きりに

ならないようにしている・・」

 

気になってお坊さんにきいてみると

「四十九日たつと

家族の後追い自殺がぐっと減る。

そのため、「四十九日」まで

忙しくさせている」と

 

教えてもらいました。

 

 

「四十九日」って

遺された方のためのもの?

 

そう思いました。

 

 

私がほしいと願った

”遺されたとき支えになるもの"が

「四十九日」のなかにあった。

 

そのことにとても感動しました。

でも、私

そんなこと今まで知らなかった。

 

「いまこれを知っている人

どれくらいいるんだろう?」

 

そう思って

いろんな人に話してみると

 

「知らなかった。おもしろいね!」

ほとんどの方がそう言われました。

 

「大切なことが伝わっていない・・」

 

お葬式の後、「四十九日」の法要まで

何も関わりがないと

 

わたしが見た遺族のように

混乱する2ヶ月を

一人にしてしまうことになる。

 

 

これでは

「四十九日」の良さは

伝わらない!

 

せっかく

良いものを持っているのに…

 

 

わたしや出会った遺族のように

遺されたときに

信頼できる支えを必要とする人は

きっといる。

 

 

このしくみを活かしたい。

もっと

親しめる「四十九日」に

したい

 

 

そんな想いもあって

”遺されたときに支えになるもの”に

「四十九日DAYS 」という名前を

つけました。

 

~4.いのちのはかなさ~

 

ある朝、職場にいくと

「Aさん、ゆうべ亡くなったんだって」

とおしえられました。

 

「えっ!きのう帰るとき

『またあした!』って別れたのに。

そんな、亡くなったなんて

信じられない・・」

 

 

Aさんは

家族の看病をしていました。

だから

先に逝くなんて

だれも考えもしなかったのです。

 

きっと病にあったご家族も・・。

 

 

もし、じぶんが余命を告げられたとき

このようなことがあると知っていたら

話すことも、かけることばも

違っていただろうと

ご家族の無念を

おもってしまいました。

このショックな死が

やっと受け止められて

気づいたことは

 

『「生」と「死」は

すぐそばにある。

 

あしたも生きているなんて

だれにも分わからない。

 

だから

一緒にいる「今」を

大切にしよう』

 

ということでした。

 

 

~5.悲しみだけではない別れ~

 

この”今あるしあわせ”への気づきは

 

 

愛犬との最後の別れとき

わたしに

「悲しみだけではない別れ」を

おしえてくれました。

 

 

別れは悲しかったけれど

 

 

「いのちは終わる。

しかも

それがいつなのか分らない」

という気づきが

 

「来るべきものがきたんだ」という

受け入れになり

 

 

『かぎりある時間のなかで

一緒にいる時間をありがとう』

という感謝になって

あたたかく胸にひろがりました。

 

 

その感謝は、わたしを

悲しみから癒してくれました。

 

 

このことは

わたしにとって大きな気づきでした。

『最後の別れ』について伺うと、

考えたことがない方や

「考えたくない」といわれる方も

いらっしゃいました。

 

 

でも、その方に

『別れを考えたくないほど

たいせつな人と今、

一緒にすごしているんですね』と

つたえると

 

なにかに気づいたような顔を

されました。

 

~6.これからの夢~

 

これらの経験からわたしは

 

”遺されたとき支えになる”

「四十九日DAYS」をつくり

遺されたときの自分や

おなじような不安にある人に

”ひとりでがんばらなくていいよ”と

伝えることで

 

もっと身近に

『最後の別れ』をかんがえ

今『ある』しあわせを

大切に感じられる世界を

 

つくりたい思うようになりました。

さいごに

みなさまにお願いがあります。
 

遺されて

眠れない夜に苦しんでいる方が

多くいらっしゃいます。

 

 

乗りこえた経験

また

このようなものがあると助かるなど

あなたの声をお聞かせください。

 

参考にさせていただきたいと

思っています。

こころよりお待ちしています。

 

 

ここまで長くなりましたが

最後まで読んでいただき

本当にありがとうございました。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

こころの豊かさナビゲーター

Yoshi(世史) 

<P.N.柳風子(やなぎふうこ)>