カーテンと上司 | ゚。+Life Dragon+。゚

カーテンと上司

※腐女子要素たっぷりなんで大丈夫な方だけスクロールしてください。












































※ザンスク




暗い室内。
太陽の光は差しているはずなのに天井を見ると影が出来ている。
目の錯覚か、その部屋の自分の周りだけ暗い空間に覆われているよう。
それはジャポーネのファンタジー漫画に出てくる闇魔法とやらを掛けられるのに似ている気がした。

カーテンは風の気紛れで揺られ揺られなかったり、でもそのカーテンの擦れる音は闇の空間では心地の良いものだった。

何時からかカーテンの揺られる様をずっと見つめていて少し気が緩んでいたのか誰かが入ってくるのが全く分からなかった。いつの間にか相手は隣りで一緒にカーテンを見つめていたのだ。それに気付いたスクアーロはマフィアとしては失格だろう、とまた呑気に考え、隣りにいる自分の上司に目を移さずに静かに話しかけた。

「何でアンタが此所にいんだよぉ」

「ワリィか?」

「悪くねぇ…けどよぉ…」

この雰囲気でワリィか、等と上司に聞かれてワリィよ、と言えるような無神経な心などスクアーロは持ち合わせてはいない。と、言ってもロマンチストなわけでもないのだが。

毎度こういう雰囲気になったらキスの一つでも仕掛けるか、等が考えられる頭ならば上司も好き好んでスクアーロの隣りにはいないだろう。

だが、自然と体は動くもので上司はスクアーロの方を向きゆっくりと顔を近付けた。スクアーロはそれを避ける事もなく、ただただ上司の整った顔を見つめていた、自分の唇と上司の唇が重なるまで。
最初は軽くフレンチキスを交わす、それも角度を変えながらしつこく何度も何度も。
それに飽きると今度は深くディープキス。それもまたしつこく舌を絡めるものだから、少しだけ離したくないのだろうか等と女ならば嬉しがる事を考えてみた。

キスが終わった後、よくよく考えて見れば、結構離したくないと思われるのがちょっとだけ嬉しかった。何時の間にこんなに女々しくなったのだろう、と考えていると上司が話しかけてきた。

「俺がキスしてるのに何考えてんだ、カス」

その言葉に一瞬目を見開くスクアーロ。上司の意外な言葉に驚くも、すぐにそれを笑みに変えてスクアーロは上司の首に腕を回して言った。

「アンタの事考えてたんだよ、ワリィか」

さっきの仕返しのように今度はスクアーロから軽く口付けした。
気付けば、暗かった部屋は昼の明るい日差しに当たって明るくなっていた、それはこの時間を甘くさせるかのように。



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