storage of my life story 7 | 龍慈ryuukeiのブログ

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愛一元の世界ここに在り。
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その後、食事会は青木の不機嫌な態度と嫌味な発言でシラケたので、早々にお開きとなった。

 

 

帰りの車中での会話。

 

 

峰子は代わらず博美の車の助手席にいて、後部座席には石本と岩田がいた。

 

 

「山本さんね、すっかり体調が回復して昨日退院しはったのよ。」

 

 

岩田が嬉しそうに言った。

 

 

「ホンマか!そら良かった。元気にならはったんやな。」

 

「うんうん、顔色も戻ってホンマ良かったわ。」

 

「そうか~。」

 

「それでね、水曜日私が帰る時に、世話になったな~言うて通用口まで降りて見送ってくれて、オマケに上手いコト坂本先生から逃がしてくれてん。」

 

 

石本が厳しい表情で言った。

 

 

「よっぽどヤバいんやな。で、峰子、そのバイト辞めるんやんな。」

 

「うん、昨日婦長さんに、辞めますって電話した。」

 

「そうかそうか。」

 

「でも、来週だけは出勤してくれって言われたのよ。」

 

 

峰子以外の人が、それぞれ唸った。

 

 

博美が大きな声で言った。

 

 

「そんなんブッチして、行かへんかったらえぇやん。」

 

「そういう訳には…う~ん…家も知られてるかも~やし。」

 

 

何かを考えていた石本が低い声で言った。

 

 

「履歴書な。多分、見られとるやろな。」