龍慈ryuukeiのブログ

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愛一元の世界ここに在り。
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お愉しみ様です💖

毎日21時~21時30分、愛一元の世界へ共に存在する皆様へ、

はぐくみ愛のエネルギーを放射して、共鳴を拡大しております。

よろしければ、ご参加くださいませ。

参加方法は、参加する!と宣言するだけです。

明日を楽しみに眠りに就くような日々を、ご一緒に過ごしましょう。


そして。。。


とうとう、私のオリジナルグッズを創りました。

ぜひご覧くださいませ。

  

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オリジナルラボさんです。オリジナルグッズショップ其の一です。


ワタクシのYouTubeも、どうぞよろしくお願いいたします(*´▽`*)

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SUZURIさんです。オリジナルグッズショップ其の二です。


どうぞどうぞ、よろしくお願いいたします(*´▽`*)



皆様、昨年中は楽しい交流をありがとうございました💖

 

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。。。🎶

 

 

 

さて、久しぶりにオリジナルラボさんに新作グッズをアップいたしました(*^▽^*)

 

 

健巨匠による干支のデザインです。

 

 

ホントに、物凄くカッコイイデス💖

 

 

こちらの健巨匠デザインの干支グッズは、売り上げの純利益を、

 

真面目に動物保護に尽力されてらっしゃる個人や団体に、すべて寄付いたします✨



よろしければ、新作をクリックして、一目でも二目でもご覧くださいませ☆彡

 

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ、今年も後数時間となりました。

 

大晦日という響きが、美しくて好きです💖

 

 

そして、毎年恒例の年末特別ギフトヒーリング🎁

 

 

 

本日は23時30分から元旦0時に行います。

 

 

 

御縁の在るあなた様と、あなたの縁するすべての存在へ

 

肉体をメドベッド化するこのエネルギーが届いて、

心身や人生のすべてが、パカパカっとウマくいく💖

ラッキー富豪の輪がピカリンしますように✨

 

 

 

 

 

今年も楽しい交流を、ありがとうございました😊

 

 

また来年も、どうぞよろしくお願いいたします💖

 

 

 

 

 

 

 

 

面白過ぎて笑いながら、峰子は少し悲しくなった。

 

 

叔母は、峰子が祖父の介護を手伝った事実を、奇麗に忘れている。

 

そして、母の姉弟妹に迷惑が掛からないように、峰子が大金を貸した事は知らない。

 

 

だが、譬え叔母たちが峰子の事情を知っても、多分心無い言葉が返ってくるんだろうな、と峰子は思った。

 

欲に目がくらんだ人間の視野は狭い。

 

 

 

しかし峰子は、コラムに書く良いネタが出来たと気付いて、気分が明るく晴れて来た。

 

 

 

 

峰子は相続について、もう一度詳しく調べて、相続人や相続税について確認した。

 

そして、それを役立つ情報として、簡潔にまとめて整理すると、コラムを書き始めた。

 

 

読みやすいように面白エピソードを挟みながら、法定相続人と相続税について書いた。

 

 

そして、恨みや復讐からではなく、峰子自身の尊厳を守るために、事実をチョッピリ入れた。

 

 

その文字を、峰子は愛で包んだ。

 

 

 

最後の数行は、祖父との思い出を綴って、感謝の言葉で締め括った。

 

 

 

 

そのコラムの題名は、遠慮のないものだった。

 

 

 

 

 

 

「相続放棄の書類が送られてきた!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

峰子が大阪に帰り、祖父の49日が過ぎた次の日の夕方、一通の封書が郵便受けに投函された。

 

 

送り主は中村司法書士事務所とあった。

 

 

峰子はそれを見ると、ヒンヤリとした空気を感じ、不快な感覚になった。

 

 

 

 

 

丁寧に封を切り、文書に目を通す。

 

まずは、祖父の遺産状況と、相続人の名前が書かれた法的な文書だ。

 

 

相続人欄には、四人の叔母と絶縁を言い渡してきた叔父の名前と、峰子の名前がある。

 

峰子は母の代わりに代襲相続をする事になるのだ。

 

 

里美は一柳の養女として手続きが終わっている為、そこには名前が書かれていなかった。

 

峰子は里美の強い運を思った。

 

しかしそれは、親戚たちに知られないようにしようと思った。

 

 

 

 

 

分厚い封書の中には、法的な文書とは別に、手紙が同封されていた。

 

 

それは四女の叔母からの手紙で、峰子に遺産放棄して欲しい旨がつらつら書いてあった。

 

笑ってしまうくらい強欲で傲慢なエネルギーが伝わってきた。

 

 

「なるほどね。」

 

 

手紙には相続放棄の為の書類が挟まれていて、署名と捺印をして返送してくれとの事だった。

 

 

結局は、やはり、あの母の姉妹と弟なのだ。

 

 

「人の本性って、こういう時に出るんやな~。」

 

 

峰子はそう呟きながら手紙の最後の文に辿り着いた。

 

 

そこで、峰子は爆笑した。

 

 

四女の叔母は、峰子に相続放棄させた分を、自分の娘に相続させようとしていたのだ。

 

 

笑いがひと段落すると、峰子は言った。

 

 

 

「従妹ちゃんは相続人ちゃうって!司法書士さん(笑)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

峰子はその日、朝早く自然に目が覚めた。

 

 

程よく温かい布団の中で微睡むのは、とても心地よい。

 

峰子はこのぬくぬくした時間が好きだった。

 

 

 

すると、まだ早朝にも拘らず、電話が鳴った。

 

 

電話してきたのは母方の叔母だった。

 

 

「峰ちゃん、早うからごめんよ。実はお爺ちゃんが入院したんよ。帰ってこれる?」

 

「わかりました。どこの病院?」

 

「愛大よ。」

 

「できるだけ早く行きます。」

 

 

通話を終えると峰子は、神野と里美に電話して、叔母から聞いた内容を知らせた。

 

 

そして、飛行機を手配して、ボストンバックに数日分の荷物を詰めて空港へ向かった。

 

 

 

 

数時間後、峰子は祖父の病室にいた。

 

 

そこには4人の叔母と、絶縁を告げてきた叔父がいた。

 

 

 

祖父は峰子の顔を見ると、拝むように手を合わせて泣きながら言った。

 

 

「峰ちゃんよう来てくれたの。ありがとう。登紀子の代わりに爺ちゃんが謝る。堪忍やで。」

 

「そんなん、ええのよ。それよりお爺ちゃん、元氣になってまた写真撮ってよ。」

 

 

祖父が涙をポロポロこぼしながら頷き、それを見ていた叔母たちも泣いた。

 

 

叔父は苦虫を噛み潰したような表情をして、峰子と目を合わせないようにそっぽを向いていた。

 

 

涙が落ち着くと、叔母たちは子供の頃のお花見の思い出を、明るく楽しそうに語り始めた。

 

 

祖父も柔らかく微笑みながら頷いた後、懐かしい目で動揺「七つの子」を歌った。

 

叔母たちも祖父と一緒に歌った。

 

 

納まったはずの涙が、また溢れた。

 

 

 

母は7人姉弟妹だった。

 

 

祖父母は大阪市内のとある商店街で、時計とカメラと貴金属の店を営んでいた。

 

 

そこで長女・次女の母・三女が生まれた。

 

 

しかし時は、大東亜戦争の真っ只中であった。

 

大阪の街には、不穏な空気が重く流れていた。

 

 

そんな中、一歳だった三女は、突然猩紅熱に罹患して帰らぬ人となった。

 

 

家族は深く悲しんだが、ゆっくり悲しんではいられなかった。

 

 

大本営発表では語られない事だが、戦況は大日本帝国に不利であるという話を、人々はこっそり噂していた。

 

 

その後、戦争がどんどん激しくなると、祖父は家族を守る為に大阪を離れる決断をした。

 

 

まずは祖母の実家近くに土地を買い、一家で愛媛県に疎開した。

 

 

祖父が購入した土地は広く、そこに家を建て、山羊と鶏と犬を飼い、畑を耕して野菜を育てた。

 

そして近くの山も買って、そこには沢山の温州蜜柑の樹を植えた。

 

 

 

今、その広大な土地は、国の物になっている。

 

 

 

母から何度も聞かされた、御馳走とバラ寿司の楽しいお花見の思い出の場所がそこだった。

 

 

 

その日の夜。

 

 

祖父は静かに今世を卒業した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

峰子は特技を使う前に、まず相手を視る。

 

 

色んな角度から、色んな階層から、意識から、肉体から、生まれてきた目的まで。

 

 

すると、その人に峰子の特技が完全に有効なのか、または、一時的には有効だが元に戻るのか、それとも、その状態が必須なので特技は無効になるのか、それらが視えてくるのだ。

 

 

メドベッドの転送においても、すべてに有効か、そうでないかが自然に分別されていく。

 

 

その人の事はその人が決めていて、他の人が勝手に指図する事はできない。

 

その人の選択で峰子の特技を受けると決めた時に、初めて峰子はサポートができるのだ。

 

 

人は死ぬ直前まで生きている。

 

 

生きている内は、いつまで生きられるかより、最後までクオリティ高く快適に楽しく生きる事を意識した方が良いのだ。

 

 

志を考えれば、志にスポットライトが当たり、死を考えれば、死をクローズアップさせる。

 

 

準備は生きているからこそ出来るのだ。

 

 

生きている今を尊重して、愛されて育まれて継続する生命に感謝する人は、事態が全く変化したりする。

 

 

本当に、意識がすべてなのだ。

 

 

肉体が衣替えをしても、エネルギー体は存続して、また新しい肉体を探す。

 

それが死だ。

 

 

だから、この世から卒業しても、どこかに必ず存在していて、営みは続いていく。

 

 

峰子は寿命について聞かれても、絶対に答えない。

 

 

それは好奇心を満たすだけで終わるからだ。

 

 

 

メドベッドの転送を始めてからというもの、結社からの依頼は確実に減っていた。

 

 

健康でいること。

 

美味しく食べられること。

 

健やかに眠れること。

 

 

いつもと同じ日々を何事もなく過ごすこと。

 

心から笑えること。

 

誰かと触れ合えること。

 

 

愛せること。

 

 

それらを心から感謝して、生命は成長していく。

 

 

 

ある時、その成長は目に見えるものとなって現れる。

 

 

峰子が特技を使った後、エネルギーの共鳴によって、その人の頭が徐々に尖ってくる。

 

 

宇宙人さんたちと交流すれば、小鼻が増えたり、筋肉質になったりする。

 

 

そのどれもが進化の現れなのだ。

 

 

 

可能性を秘めた人類として生きるのは、とても面白く、儚く、貴重なのだ。

 

 

人類として転生するコースは、ドラマティックな人生が期待できる故に人気があって、年末ジャンボに当たる確率よりも難しいのだ。

 

 

砂浜の好きな所で掌を砂の中に潜らせて、砂から手を出した時、その砂浜全部の砂に対して、親指の爪の上に乗った砂が、人類として生まれて来れる確率だと、釈迦は言ったという。

 

 

それを何かで読んだ時、峰子は思わず「上手いコト言うな~。」と呟いた。

 

 

釈迦は釈迦自身で在り、皆でも在り、すべてで在った。

 

 

あなたは私で、私はあなたで、みんな源だ。

 

 

譬えるなら、源という大きな体の一つの細胞が私たちのようなものだ。

 

 

リンゴを剝きながら、峰子は微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏宇宙会議で宣言をした瞬間から、峰子は人類へプレアデス製のメドベッドを転送し始めた。

 

 

プレアデスのメドベッドには、効果や形態の違いで、数種類のタイプがあった。

 

 

プレアデスの社会で主に使われているのは、カプセルの形をした回復と復元と若返り機能を持つベッドだった。

 

これを地球で使うとなると、運搬や設置に時間が掛かる上、オペレーターも大勢必要になる。

 

それに、地球人にはまだ宇宙種族の存在がディスクローズされていない、という問題があった。

 

 

会議の末、今回の計画に選ばれたのは、エネルギー転送をして使うタイプになった。

 

 

峰子はそれを託されたのだった。

 

 

転送する順番は自然に現れたので、淡々と転送すれば良かった。

何かの法則によって、適格に決まっているようだった。

 

 

本人の魂の選択によってメドベッドを拒否する者は、初めから除外され、受け取る準備のある者にのみ届けられた。

 

 

まずは準備のできた、日本に存在する生命体へ。

 

そして同様に、日本の周辺国の生命体へ。

 

それから世界各国の生命体へ。

 

 

峰子は、生命体だけでなく無機質の物体にも、平たく必要に応じて転送を行った。

 

 

今の人類の波動そのままだと、このメドベッドを使えない場合が多かった。

 

周波数が違い過ぎると、振動そのものが害になるからだ。

 

 

 

 

峰子は沢山の人がメドベッドを使える周波数になるように、転送と並行して個人の波動アップを施した。

 

 

 

色んな可能性を考えて、峰子は丁寧に工夫していったのである。

 

 

個人の波動に合わせて完全チューニングしたメドベッドを、寝具だけでなくイスや車両等に転送していく。

 

 

 

すると、あっという間に転送は終わった。

 

 

 

 

しかし、この転送タイプのメドベッドには、頻繁なアップデートがあって、峰子の志事に終わりはなく、忙しさに変化はないのであった。

 

 

転送した結果を見守る内に、峰子はある重大な事に気付いた。

 

 

 

ある程度の症状や運気には、確かにメドベッドは有効だが、その効果は一過性である事が多く、決して万全ではなかったのである。

 

 

鉄製の物が壊れたら、鉄を使って溶接し修繕する。

 

同じ素材で修繕するのが、最も適しているのだ。

 

それと同じように、生命体を治すのは、やはり生命体なのだ。

 

 

意識が変わらなければ、結局、問題は解決していないので、悪性腫瘍などの症状は再発する。

 

 

だが、痛みなどが無くなれば、余裕をもって特技が受けられるのは利点だ。

 

 

その点では、人類をはじめあらゆる生命体や無機物にメドベッドが行き渡る事の恩恵は大きい。

 

 

 

「結局、私の志事はなくならへんのね。」

 

 

 

人類が本当の感謝を知って、それぞれがそれを発信できるようになるまで、後どれほどの年月が必要なのだろう。

 

 

多分、40年は必要だろう、と峰子は直感した。

 

 

だが、その日は遠くても、必ず来ると決まっている。

 

 

そうなった時、その境地に居る人は、愛一元という次元のない世界で、本当の感謝により自他を幸せにするのだ。

 

 

だから流通の返礼としては、感謝が金銭の代わりに成り得る。

 

 

本当の感謝を伝えられるなら、生活の為の労働は必要でなくなり、天職という生き甲斐や楽しみの為の働きで、人々は充実して日々を過ごすだろう。

 

 

しかし、同じ地球に生きながら、三次元の境地のままで生きる人もいるのだ。

 

それは、その人の好みや選択によるもので、現実を摩擦の多いものにする。

 

 

隣にいても、生きる世界は違ってくる。

 

 

依存心で楽を求めていたり、生活が困窮する不安を持ち続けるなら、他人軸の意識で自分本位になるので、比較・競争・利用・被害を感じながら、不平不満を抱いて生きる毎日になる。

 

 

そうなると「ありがとう」は感謝ではなく、利用したお礼になる。

 

 

いつでもすべてが平等に、自分次第で現実化するのだ。

 

 

波動が上がれば、現実化のスピードも上がる。

 

 

 

峰子は呟いた。

 

 

「平等って自由やけど、ある意味、めっちゃ不自由も呼べるやんな。」

 

 

それを聞いていたクラークさんが言った。

 

 

「だから楽しいのだよ。人間らしくていいじゃないか。」

 

 

そう言って笑ったクラークさんの嘴の上には、イェロヒンと交流してエネルギー交換した証の、見事な小鼻が二つづつ並んでいた。

 

 

 

そして、一緒に笑う峰子の小鼻も、ふたつになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬で髪の毛が銀髪になった峰子を見て、宇宙人さんたちは驚嘆の声を上げて祝福した。

 

 

クラークさんが言った。

 

 

「峰子に頼んだのは正解だったようだ。」

 

 

皆が頷いて、口々に喜びを表した。

 

 

うをーーーー!と叫ぶ者。

 

ぱやぱやーーー!とはしゃぐ者。

 

 

各々の種族の個性的な方法で、峰子は沢山の祝福を受けた。

 

 

峰子は議長に促されて、前に出て、誓いの言葉を宣言した。

 

 

「すべての宇宙種族が平和的にシフトアップする為に、人類の波動を上げて、最適な形で人類にプレアデスのメドベッドを転送する事を、お引き受けいたします。」

 

 

宣言した途端、峰子は光に包まれた。

 

 

峰子を見ていた皆は、反射的に目を覆った。

 

しかし、目を閉じても光は脳の視神経に共鳴していたので、眩しいままだった。

 

 

 

ピッコラが言った。

 

 

「峰子、少しエネルギー抑えて。。。」

 

「あ、ごめんなさい。えへへ(笑)」

 

 

峰子の身体が普通のオーラ光に戻り、皆はホッと安堵した。

 

 

クラークさんが言った。

 

 

「お手柔らかにな。」

 

 

 

こうして人類へのメドベッド転送計画が、まずは日本から実行される事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと数日で年が変わろうとしていた晴れた冬の日。

 

 

里美は正式に一柳の養子となり、その旨が事務所の社員や結社のメンバーへ通達された。

 

一柳には子供がいなかった為、そのニュースはとても好意的に受け取られた。

 

 

いつもは何にでも文句を言う結社の老人までも、里美の笑顔に釣られて破顔していた。

 

 

一柳の言う通り里美の特技は、皆を納得させた。

 

そして、いつの間にか皆が里美に好意を持ち、大切に思ったのだった。

 

 

里美はすぐに新しい環境に馴染んだ。

 

結社についてもすぐに受け入れた。

 

 

海外から来た結社のメンバーも、これで結社が安泰になったと喜んだ。

 

 

 

 

 

その頃、峰子自身にも大きな変化が訪れていた。

 

 

ブルーエイビアンズのクラークさんから誘われて、最近参加するようになった「裏宇宙会議」での事だ。

 

 

その日の議題は、

 

①人類が地球性のメドベッドを作ろうとしている事について。

 

②プレアデス製のメドベッドを人類に提供する事について。

 

この二つで、早急に決める必要がある、との事だった。

 

 

それに付随する細かい決め事については、次回に決めるのだという。

 

 

①については、お金儲けの道具として使われる事への嫌悪感や、中途半端な効果しかない物が横行する危険性や詐欺被害等について、沢山の発言が成され、早急にプレアデス製のメドベッドを提供しようという事で、意見が一致した。

 

②については、人類一人一人の周波数が大きく違う為、プレアデス製のメドベッドを使用できる者と、使用はできても一部の効果だけに限られる者、そして周波数が違い過ぎて使用できない者がいると、研究者によって明らかにされた。

 

それらの問題は、人間メドベッドの特技を持つ者に転送させて、各人に合うように調整を行えば解決するとの事だった。

 

 

 

実際、これから地球人類にプレアデス製のメドベッドをエネルギー転送するにあたって、その役目を人類の誰かが担う必要がある。

 

 

結果から言えば、それを峰子が任せられる事になったのだ。

 

 

 

参加者たちの全員一致で峰子が選ばれた理由は、太陽族からの推薦があったという事実が大きく影響した。

 

太陽族をはじめ、龍族も峰子に任せる事に賛成した。

 

 

クラークさん等、峰子に近しい宇宙人たちは、意見を言わずに中立するよう議長に言われ、事の成り行きを見守っていた。

 

 

活発な質疑応答が繰り返され、冷静にそして厳正に話し合いは進んだ。

 

 

 

メドベッドを転送できる能力を持つ者は、この地球にも沢山居た。

 

しかしその中で、峰子が一番権威に興味がなく、その成果を誇り自己承認欲求を満たしたりしないだろう、という結論に至ったのであった。

 

 

「なんか、おもしろそう🎶」

 

 

峰子はそう言って、その役目を引き受けた。

 

 

峰子がその役目を引き受けた途端、峰子の髪が銀髪になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葬儀を終えて帰阪した峰子と里美は、一柳の計らいで長めの忌引き休暇をもらっていた。

 

 

 

その日数は、二人が自分のペースで、自然に気持ちを切り替えていくのに最適なものだった。

 

 

それ以上長ければ間延びしてしまうし、それより短ければ消化できずに残る物があったはずだ。

 

どちらにしても何かが過不足したであろうと思われた。

 

 

その間、姉妹のどちらにも、マスコミからの取材はなかった。

 

 

 

 

一柳が穏やかに言った。

 

 

「この期間はお二人にとって大切な脱皮の時期として、静かに過ごしてもらいます。でも、脱皮が終わって羽化したら、記者会見してもらいますからね。」

 

 

この事からも、一柳の影響力の凄さと心遣いの深さが窺えた。

 

姉妹は、一柳にとても感謝した。

 

 

 

 

休み明け、峰子と里美は六甲にある一柳の事務所で記者会見をした。

 

 

沢山の記者が集まった。

 

会見での質問は、温かく思いやりに満ちたものばかりだった。

 

心が緩んだ二人は、熱い涙を流しながら素直に答えた。

 

 

この時、姉妹を包んでいる周りの世界には、ハッキリと愛が満ち溢れていた。

 

 

きっとこれからも、この波動を維持しながら進んでいけば、いつでも愛に包まれる世界で過ごしていける。

 

 

峰子と里美は理由もなく、唯、そう確信していた。

 

 

会見が終わると峰子と里美は、集まってくれた記者の方々と、準備をしてくれたスタッフの方々、そしてそれぞれのマネージャーと一柳に、心から感謝を伝えて控室に戻った。

 

 

しばらくすると、そこに一柳がやってきた。

 

 

姉妹が立ち上がり再び感謝を伝えると、一柳は笑顔になって言った。

 

 

「お二人に大切なお話があるのよ。この後一緒にお食事、いいかしら?」

 


里美が答えた。

 

 

「もちろんです。お腹ペコペコ!」

 

 

里美の言葉に、一柳と峰子が声をあげて笑った。

 

 

峰子も答えた。

 

 

「はい、ご一緒させていただきます。」

 

 

 

三人は神野の運転で、一柳が気に入っている老舗ホテルのレストランへ向かった。

 

 

そこに、後片付けで残っていた里美のマネージャーも合流して、食事会は5人となった。

 

 

食事がひと段落すると、マネージャー二人が席を外し、一柳と峰子と里美の三人が残った。

 

 

一柳が神妙な顔で口を開いた。

 

 

「里美ちゃん、私の養女になってくださらない?」

 

 

里美が驚いて声を上げた。

 

 

「ええっ?私ですか?」

 

「そうよ。里美ちゃんが嫌でなければ、だけど。峰子さんはどう思う?」

 

 

峰子が答える。

 

 

「素敵なお話ですね。里美が良ければ、幸せなら、私は構いません。」

 

「お姉ちゃん、私、長田里美より一柳里美の方が、今はもうシックリくるかも。」

 

「芸名、一柳里美やもんね。」

 

 

一柳が柔らかく笑って言った。

 

 

「峰子さんに特技があるように、里美ちゃんには、愛され大事にされる特技があるのよ。」

 

 

峰子が頷きながら言った。

 

 

「わかります。それってとっても強い特技ですよね。だから毒親でも搾取されなかった。辛くなかった訳じゃないだろうけど。」

 

 

里美が言った。

 

 

「お姉ちゃんよりはマシだった。」

 

「だよね~(笑)」

 

 

笑い終えると、里美が一柳に言った。

 

 

「社長、そのお話、有難くお受けいたします。」

 

 

峰子も一柳に言った。

 

 

「妹を、どうぞよろしくお願いいたします。」

 

 

二人の言葉を受け、一柳は安堵して言った。

 

 

「こちらこそ、お二人共ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

 

 

 

峰子は、収まる所に納まった、という感じがして、満ち足りた感覚になった。

 

 

 

里美の事は里美自身が決める。

 

彼女にはその聡明さがある。

 

里美の特技は、変化していく結社の今後にとって、必要な能力なのだ。

 

 

 

峰子は、今、周りにある総てを祝福した。