甲状腺の全摘手術後、2ヶ月と12日。


思うようには回復しない、体の不調や続く食欲不振。

弱音を吐き、しんどさで押しつぶされそうになっていた時。

母から届いた、たくさんのタッパーやジップロックに詰められたおかずの数々。

自宅に戻ってからは、準備するだけで力尽きてしまい作ることができず、ということもありましたが、今はそれよりつわりの様な食欲不振が続いています。

母の愛情に、なんだかほろり。


カレーの味は、子どもの時に家族で囲んで食べ慣れた、懐かしい味。

母の手料理が、いつしか自分の味覚の核となっていたのですね。

長い時間をかけて覚えたことは、一生忘れることはないのですよね。

母の料理が癒してくれていると思い、感謝でいっぱいでした。

「母の味」は、食べ慣れた安心感に加えて、それ以上に、”母の想い”を感じるから、お腹も心も満たされるのだと思います。

「母の料理を食べて少しでも元気になろう」という気持ちが、涙とごちゃ混ぜになって溢れてきました。

“食べることは生きること”
母の優しさが身に沁みます。


いま、甲状腺摘出手術前の不安や、術後の回復に向き合っている方々に。


「必ずよくなるからね」って経過報告を書きたいと願い、信じながら。日々を過ごしています。