先日、浅草寺で開催されていた特別な催しに行ってきました。


「浅草寺 名勝 伝法院庭園/絵馬堂 特別拝観」とプロジェクションマッピング。

天候を見ながら、2日間に分けて訪れました。

小雨の静けさのなかで鑑賞する歴史的文化財と、晴れた夜空に浮かび上がる壮大な光のアート。

時間帯や天候によって表情を変える浅草寺の魅力を、じっくりと堪能した印象深い2日間となりました。


絵馬堂には、歴史的な絵師たちが描いた大絵馬が並び、普段なかなか見ることのできない貴重な作品を鑑賞できました。

今回は、寺宝「浅草寺寛文縁起絵巻」の実物が展示されていました。

さらに、国宝「法華経(開結共)」(浅草寺経)のうち、観音経に当たる部分の複製も公開。

展示ケースを設けず、間近で鑑賞できるという貴重な機会でした。

実際に目にすると、文字の一つひとつがやや丸みを帯びた柔らかな字体で書かれていたことが印象的。

長い年月を経て受け継がれてきたものを、間近に感じられることも、今回の特別拝観ならではの魅力。


そして、思わず見入ってしまったのは、絵だけでなく、作品を囲む額縁にも目を奪われました。


立体的に彫られた装飾の数々。

絵師とはまた別の職人による、細やかな手仕事にも目が留まります。

一つの作品の背景には、さまざまな人の技術や思いが重なっている。

そんなことにも気づかされた時間でした。


【伝法院】


そして、2日目の夜。


今回の開催では、浅草寺史上初めて本堂にも映像が投影されました。


本堂と宝蔵門の壁面いっぱいに映し出される映像は、とにかく壮大。




浅草寺が誇る大絵馬や縁起絵巻「寛文縁起」、浅草寺ゆかりの浮世絵など、1400年の歴史と文化をモチーフにした約6分間の映像です。


歴史ある建築物そのものをスクリーンにするという斬新な発想と映像の美しさ。




浅草寺の荘厳な雰囲気と映像の迫力が重なり、写真や動画では伝わりきらないスケール感がありました。


歴史ある建築と現代の映像技術。


古くから受け継がれてきたものと、新しい表現が融合することで生まれるアートな魅力。

プロジェクションマッピングは、昨年に続いて2回目の開催。


また、伝法院庭園・絵馬堂の特別拝観も昨年に続いての開催で、昨年は7年ぶりの公開だったそうです。

華やかな光の演出に心を動かされ、文化財や職人の手仕事に目を向ける。

いつもとは違う浅草寺に出会えた、印象深い2日間でした。