4月22日 土曜日の定期演奏会は、

新常任指揮者就任記念講演。

そのなかから、

R.シュトラウス/交響詩〈英雄の生涯〉の

リハーサルが公開されました。

 

飯森範親さんは、〈英雄の生涯〉について説明。

英雄とはシュトラウスのこと。

ご自身の思いにも重なるところがあるようです。

 

時々、コンサートマスターの伊藤文乃さんによって奏でられる

ヴァイオリンのソロのモチーフはシュトラウスの妻のモチーフ。

何とも美しく甘い香りを放ちました。

 

客席とステージと距離があり、

指揮者の指示がよく聞き取れないのが残念!

 

楽譜上の要求はさっと理解され、

「いい音出ています。」などと ?ほめられて

どんどん良い音になっていく。

プロの凄さを見せつけられました!!

 

しかし、それでもと、繰り返される時がある。

伝わってきたのは・・・

ここは、心が繋がり拡がり膨らんでいく

そんな思いを抱いて演奏してほしい・・・

のような指揮者の願い。

 

指揮者の物語世界を共有していく。

 

聴いている私は音楽を解る とは言えない。

しかし、クラシック音楽の魅力の何かを理解し始めていた。

面白くなった・・・・・

 

こんな場に立ち会わせたいなあ‥10代の子どもたち。

指揮棒が世界を創り上げて行く・・・

 

こんなことがあるのだ!

 

何だか、人生が変わる子が出そうな・・・

そんな気がした。

そんな魅力のある空間だった。

 

コロナでずっと閉じこもっていたので。

そのあとの会食会も感動的。

シェフやスタッフの心遣いも心に染みた。

硝子越しの風景も美しく見えた。

 

 

何より指揮者として来られた飯森さんが、

自身の出発とこの曲のテーマを重ねて話された時、

すでにこの高崎の地と楽団に、

温かな思いを抱いていらっしゃると

感じられたことが嬉しかった。

 

明後日の演奏会にはどのような世界ができあがるのか。

多くの人に聴いてほしい。

 

まだチケットはあるそうです。

 

 

 


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