女子高校の玄関の奥の200号の日本画。

ちょっと暗いのですが

それだけに,一頭の白い子馬が目立ちます。

 

私は女性・母親なので、ついこんな歌を詠みました。

群れ中にくっきりと浮かぶ母子馬 

卒業の娘(こ)の二百号の絵

 

しかしよく見ると、隣に立つ馬は黒くたくましい。

これは父子像か!

 

それで蘇った共働き子育ての記憶の断片。

子離れ親離れの時。

 

「お母さんいたの!」言ってしまったレジ係

いつも父さんと夜の買い物


夕食も作りやれずに伏すわれを母と慕いて子の寄りてくる

 

献血をしてきたる娘よ母よりも強き体に心育ていき

 

発つ者と見送る者とがいるホーム

娘は大股に歩み行きたり

                       『透明なペガサス』

 

親は離れがたく子を見つめ続け、

子はルンルンと未来を見つめて飛び出して行った。

その歩みは青年のもので女子も男子もなく、

見つめ続けるのは一緒に育てた親の目で、

父の目であり母の目であり・・・

 

 

最後までお読みくださり有難うございました。

 


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