周りの風景が変わっていた。

 

つい一週間前まで、景色が胸を満たしていた。

しかし、今は私の心象が辺りを満たしている。

 

昨日の晴天が、今日は曇天。

 

葉桜が輝いて眩しい。私の心が眩しがっている。

 

沈黙に 安らぎ

ブナの風音を 君と聴きいて ゆえ無き哀しさ

 

ずっと黙って隣に座り、風の音を聴いていたい。

しかし、そんな時はさらさらと流れて行ってしまい・・・・

 

また背中を向けてホームをあるかねばならない。


素直だと君に言われて

               亡き父の願いの籠もる名に馴染みゆく
自分を素直だなんて思ったこともないし、

言われたこともない気がする。

しかし、何気なく言われたその言葉がすっと胸に染みて、

そう言われたことを素直に嬉しいと思った。

会えないという思いは、身の置き所を無くす。

会える日を待ち続けているとあっという間に一週間が行ってしまう。

 

                                      写真はお借りしました。

同性の解かり合える友のようだと軽やかに会話が弾んだ春の始め。

それなのに今・別れると心身が重い。ぐっと重力を感じてくずれそうになる・・・

これは何?・・・・・

心の変化が急激すぎて途惑い、ちょっと慌てている・・・

彼も、時々、高揚して耳まで染めて、同じように 慌てている・・・

こんなことは、初めての経験。

 

二人の間に温度差を感じない。

 

東京で最後の

春が行こうとしている。

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