初越のこみちにようこそ

 

一つ街が大路に変わりビルとなり思い出がダイダラボッチとなりてさまよ

                                                 奈織美

 

 

思い出の空間を歩くとき

実在の自分を超えて

思いは巨大化する。

くらくらと くらみながら 彷徨う

 

ダイダラボッチは巨人

ビルの谷間に 行き場をなくす

 

初越のこみちにようこそ

風が花々の間をふきぬける

初越のこみちにようこそ

 

ここでは

ダイダラボッチは風に広がる

 

空を見上げて

ほーっと深呼吸する

 

そんなひとときを想い出させる

写真とメロディー

 

あなたにも届けたい



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