夢見るおばさんの散歩道
初越のこみちに よ う こ そ
ここは歌垣の森 此処に願えば 恋は叶う と
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歌垣の森で結婚への分岐点 の お話
叶わない恋 いえ 叶えない恋の お話を 短歌で綴ってきましたが
今日はとみ子さんのブナの木の下で
結婚を決めた日のお話。
家があり、庭があり、あなたがいる。
そんな歌がありましたね。
あこがれて それなのに・・・突き進めない恋はあります。
そして月日は流れ
新たな分岐点につながっていく
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走り出せば止まらなくなる滝坂に誘われて
写真とあまりに一致する スケッチの載った記事へ はこちらから ↓
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滝坂
*****************************ひとつの人生の流れ に乗った物語
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共に生きると
「歓喜の歌」を群響のバックで歌うなど夢なれど
一歩にわれも加わる
「 高崎を文化都市に」と夢語る集会にびちびち我が背びれ立つ
流行など気にせぬあなたのセーターにクマ小父さんとこっそり名付け
恋人未満の仲良しの輪に入り来て私を連れ出した少年のような手
共に生きると言い切り疑わないあなた私の重さ量りもせずに
夕食を中断したるプロポーズ箸置きて母ははらはら泣きぬ
山吹がわっと咲く日の街揺らぎ初めて君の生家に向かう
ためらわず愛されてよい
しっかりと抱きとめられいる桜満開
「わが町をうるわしと」歌う『沼田の歌』
君が歌えば愛し始めき
沼田の歌 :FM尾瀬で六時からメロディーが流れます。
走り出せば止まれなくなる滝坂に誘われて君をハイヒールで追い
バージンロードの夢を語れば結婚を急ぎ実家に電話した君
八月に式あげるなどおカイコをどうすると親に怒鳴られている
亡き父よ約束のバージンロード踏みいるを父よあなたの左腕のなき
迷う時を与えぬ人よ
わが荷物負いくるるその背な追いかける
「らしさ」など求めぬあなたありがとう
生まれしままの私でいる
旅終えて着陸時灯るベルトサイン
日常に帰る危うさ点滅
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あの日
「沼田の歌」を聞かなかったら
沼田の歌 :FM尾瀬で六時からメロディーが流れます。
滝坂に誘われなかったら、
ハイヒールで駆け出さなかったら、
今も独身でいたような気がします。
