最近読んだ本達です📖
須賀しのぶさんの『また、桜の下で』。
時代背景は前回の『神と棘』と全く同じなんだけど、逆の視点と言うか、ポーランド側のストーリーで、ワルシャワの人々やユダヤ人を救いたいと言う外務書記生の主人公と、神の棘のマティアスの想いが重なる✨
ラストはまためっちゃ泣いてしまった😭
村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。
私が今まで読んだ村上さんの作品で1番新しい作品かな❓️
彼女に促され、突然絶縁を申し渡された4人の友人達に16年ぶりにそれぞれ再会して何故絶縁されたのかを解いていくストーリーが面白かった。ラストはまた想像な感じだけど(笑)
貫井徳郎さんの『私に似た人」。
以前清司さんがツイートで紹介して下さってた作品で、貫井さんの作品は初めてで、テロのお話。
すごく夢中になってあっという間に読んでしまった❗️
清司さんがお薦めして下さった本ってホントに面白くて夢中になる本ばかりなのでやめられない✨
日本で次々と起きる小口テロ禍の10人の登場人物の交差が面白くて苦しくて悲しかった😢
ラストはまた泣いちゃった😭
村上春樹さんの『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』。
『世界の終わり』と『ハードボイルド・ワンダーランド』と言う、二つの異なる世界が交互に同時進行していくストーリー。
ちょっと意外なラスト。
交差する事なくそれぞれ別々に完結するのね😅
でもそういう方が村上さんらしい✨
手風琴を弾いて唄を思い出したシーンが泣けた😢
あと、電話での太った娘の後片付けっぷりが凄まじくて仰天しました(笑)
清司さんか以前読んだとツイートしてた、松浦千恵美さんの『ひとごろしのうた』。
ひとごろしのうたと題されたデモ音源の歌声と69年型レスポール・カスタムのギター演奏に魅せられた主人公と殺人事件が関与する音楽業界ミステリ。
この小説、清司さんと重なる場面が多すぎてスルスル進んじゃいます(笑)
例えば主人公の樹は元スリーピースのバンドマンでvocal、guitarを担当、作詞作曲全てを手掛けてるとか、実家は千葉で、バンド活動に大反対の父とは未だに仲違いしてて10年以上戻ってないとか(笑)
もう朝から半分ぐらい一気読み😅
面白かった❗️
ほぼ1日で全部読んでしまった💦
元ミリオンセラーアーティストの主人公が出会った、デモ音源の『ひとごろしのうた』を唄う少女を何年にも渡って探すストーリー、ラストは思いもよらない哀しい結果にもうひたすら泣きまくりでした😭
そしてこの感想をTwitterでツイートしたら、何と著者ご本人からコメントが届いて感激しました✨
大した感想でもないのに逆に何だか申し訳ない😅
村上春樹さんの『ノルウェイの森』。
読みやすくてサラっと2日程度で読めました。
登場人物がみんなそれぞれ個性的で面白くて、特に緑がお気に入り(笑)
それからワタナベくんと緑のお父さんとの関係もよかった✨
でも失う事が多すぎるワタナベくんが哀しかった😢
結局緑とはどうなったのかな❓️
『どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒すことはできないのだ。我々はその哀しみを哀しみ抜いてそこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては・・・』
ここがすごく泣けた😢
宮下奈都さんの『羊と鋼の森』。
清司さんが高木フトシさんから貰って読んだとツイートしてた本で、ピアノ調律師の主人公が、3人の先輩達から色々学んで成長していくストーリーで、主人公外村のひたむきさがスゴくよかった✨
文章も美しくて読みやすくて数時間で読めました📖
双子の成長もスゴくよかった✨
和音(かずね)がピアニストに、由仁が調律師になりたいと言ったシーンも泣けた😢
『明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体』
原民喜の言葉が響いた✨
何か、ストーリーにそんなに大きな動きはなくて、主人公の成長を見ていく感じのストーリーなんだけど、初っぱなからラストまでウルウル来ちゃうような素敵な文章がずっと散りばめられていて、あっと言う間に読めました✨
平野啓一郎さんの『ある男』。
清司さんが読んだとツイートしてたのと、同著者の『マチネの終わりに』がすごく素敵なストーリーだったので。
亡くなった夫が全くの知らない別人だった事から、弁護士の主人公に依頼して誰だったのか追って貰うストーリーで、その解明も面白かったんだけど、別人だった夫のひととなりとか、その息子が父を思う気持ちと母の気持ちもすごくよくて、途中もラストもまた泣きました😭
穂村弘さんの『ぼくの宝物絵本』。
清司さんがツイートしてたので何の先入観もなしに購入したら、小説と言うよりは好きな絵本の紹介的な内容で面食らいました(笑)
でも小さな頃読んで知ってる絵本や、大人でも読んだら楽しそうな絵本もあったりで読む本がない時にちょこちょこ読んでます📖
村上春樹さんの『騎士団長殺し』。
肖像画の画家の主人公が、離婚して家を出たのを機に、療養中の日本画家の家に住むようになって、屋根裏部屋に隠すように置いてあった日本画『騎士団長殺し』と言うタイトルの絵画を見つけたことから、次々と色んな不思議な事が起こるストーリー。
2部の上読み終わった時はどうなるんだろう❓️とワクワクでしたが、まりえがいた場所が拍子抜け(笑)
まりえが泣いてた場面を読んで泣きそうになったのに😅
ストーリーは面白くてスルスル読めたけどね😁
本物の『騎士団長殺し』を観てみたいとすごく思いました🖼️
深見 真さんの『ゴルゴタ』。
これは私の好きなバンド、MADBEAVERSのNEW ALBUM『Golgotha』と同じタイトル。
全曲作詞作曲をしている清司さんがこの本から影響を受けてALBUMを作成したと言っていたので読んでみました📖
凄惨過ぎるストーリーに、前半を読むのは中々辛かったけど、先が気になって後半は結局1日で読んでしまいました。
これ読んでMADBEAVERSの『ゴルゴタ』を聴いたらすごく理解出来るように。
でも本を読んでから聴くとますます苦しい😅
ちなみにあらすじは特殊作戦群の自衛官である主人公、真田聖人の妊娠中の妻が少年グループに惨殺されるが、少年らに下った判決は無罪に近い保護処分。
真田は自衛官を辞め、世間から姿を消し、少年らとその関係者への復讐を始めると言う殺戮のストーリー。
絶望する主人公真田は復讐する時、完全に心を無にして常に冷静で次々とターゲットを仕留めていく冷徹ぶりが怖いんだけど、絶望と怒りが彼をそう突き動かしているのが切なかった💦
そして今は村上春樹さんの『アンダーグラウンド』を読んでいます。
地下鉄サリン事件のノンフィクション。
800ページ近くある長編なので中々時間が かかりそうです😅
辞書みたいな厚み(笑)