つづき…
ない頭を、ひねって絞って出した名案とは!
聞いて驚け!(見て笑え)
それは…
仲良く使おう~(o^-^o)←(低脳一家)
捻り出したところで、所詮は使う脳みそがないのである。
出てきた答えも、ウンコみたいなもんなのだ(意味不明)
つまりだ。
鯛子はいつも通りに、明日の学校の準備をしてもらい、必要な物は、自分のカバンに積めてもらう。
→ヒラメはヒラメで、他の小さなカバンに、受験に必要な物を入れておいてもらう
→朝、鯛子とヒラメ、両方をマイカーに詰め込む
→まずは鯛子を学校に送り届け、机に教材を突っ込む
→ヒラメに空のカバンをパス!
→空っぽのカバンに、ヒラメの荷物を投入。
→最後にヒラメを受験会場に放置し完成!
完璧だ( ̄∀ ̄)
これならば、鯛子も皆と同じカバンを使えるし、ヒラメも悪い印象を持たれなくて済む。
朝の忙しい時間にちょいと面倒ではあるが、皆に不自由ない結果が一番ではないか。
こうして、この問題は解決した。
大事な受験票は私が預かっていた。
だらしのないヒラメが、万一紛失したりしないように
ヒラメの担任から、母乙姫は念を押されていた。
『お母さんにしっかり管理してもらって、鞄に入れるとこまで確認して下さいね!』←(かなりの心配性)
おう!任せとけ!(だから本当か?)
前日の夜、私の指導の元、ヒラメは準備を始めた。
『あとは受験票だけだよ。』
『本当に?あれは入れた?これは持った?』
『うん。何度も確認したから大丈夫!』
『はい、じゃあこれが受験票。今すぐ鞄に入れておいて。』
こうしてヒラメは、自分の小さな粗末な鞄に、受験票を入れたのだ。
翌朝…
あと僅かしか着れない学ランを着て、ヒラメはソワソワとしていた。
鯛子は関係ないのだから、呑気なものである。
私『そろそろ行こうか。ヒラメ、自分の荷物を持っておいで。』
ヒ『わかった。』
二階にあがり、荷物を取りに行く。
すると、何やら不穏な気配が…
ヒ『ない!俺の荷物がない!』
私『えっ!?』
すると鯛子…
鯛『あぁ、昨日鯛子のカバンにしまったよ。』
な、なんだって!?
夕べ、自分のカバンにお兄ちゃんの荷物を入れておこうか?と聞いてきた鯛子に
私はダメだと言ったのだ。
どうせ入れ替える際に出さねばならないし、入れたり出したりするのは紛失の恐れがある。
それに、単純に二度手間でもあるからだ。
何を勘違いしたのか、わざわざお兄ちゃんの荷物を、上から入れたらしい。
だ、大丈夫だろうか…
大丈夫だよ。ちゃんとしまったから。
説教してる時間もないので、とりあえず中学校に向かった。
到着すると、鯛子と一緒にヒラメもいったん降りる。
鯛子は教室で荷物を出し、兄の荷物は残したまま、玄関口でヒラメにカバンを手渡した。
カバンを受け取り、車に乗り込むヒラメ。
ヒ『まさかあいつ、受験票なくしてないだろうな。』
私『確認して。』
走り出した車の中、ヒラメの絶望的な悲鳴が聞こえた…
ヒ『あぁ…』
ない…
…
…
う・そ・だ・ろ
何ということだorz
一番大事な受験票、それだけが…
消えている…
ヒ『もう、ダメだ…』
さすがの私も青くなった。
こんなダメダメ受験生だから、今までも、特に家庭がピリピリしたり、気遣わねばならないような緊張感さえもなく、ここまで来た。
しかし、今日だけは、今日に限っては縁起を担ぎ、慣れない気も遣い、万全の体制で受験に挑んでもらおうと思っていたのだ。
それが、僅かに開始一時間もないという今に、受験票がないという。
このまま受験会場に向かう予定だったが、急遽変更!
慌てて自宅へと戻った。
ヒラメは不安に押し潰されそうになっている。
何て事だ…
カバンを入れ替えるなんて、しなければ良かった…
後悔してもどうにもならない。
頼む!受験票よ!出てきてくれ!
しかし、時間もあまりない。
辺りには見当たらない。
慌てて学校に電話をかける。
担任を呼び出し、事情を説明。
初めて、かなり本気で怒られた…orz
私『鯛子の荷物に紛れ込んでないでしょうか?』
可能性は二つ
家に落ちているか、鯛子の荷物に紛れ込んだか…
担『お母さん…あれほど言ったじゃないですか!』
私『スイマセン…』
言い訳してる余裕もなかった。
慌てて鯛子のクラスに押し掛ける担任。
結果は…バツ×
家にも見当たらない…
あんな小さな紙切れ、紛れ込まれたら、ひっくり返さねば見つけられない。
担『仕方ないです。もう時間がない。
このまま行って、事情を説明して下さい。』
もう、それしかなかった。
かなり時間ギリギリである。
急がねば、受験に間に合わない。
ヒラメを再度車に乗せて、受験会場に向かう。
こんなに幸先悪いスタートがあるだろうか…
ただでさえ、緊張で参ってしまわないか心配なのに…
なんて慰めようか…
私『大丈夫。お母さんがちゃんと説明するから。
きっと、受験できるよ。
これで落ち込んで、ミスしないように、気を確かにね!』
ヒ『うん…』
私『やれるだけやろう!まだ一つ目だし、次もあるから』
これが、精一杯の、母の慰めだった…