今日、10月3日は旧暦8月23日。
そう、孔明さんのご命日です。
五丈原に散った孔明さんの無念の思いを少しでも安らげてあげられたらと、このブログを書いています。
いつか私の心の中の孔明さんが笑顔で旅立ってくれるまで、少しづつでも、続けていこうと思っています。
今日、10月3日は旧暦8月23日。
そう、孔明さんのご命日です。
五丈原に散った孔明さんの無念の思いを少しでも安らげてあげられたらと、このブログを書いています。
いつか私の心の中の孔明さんが笑顔で旅立ってくれるまで、少しづつでも、続けていこうと思っています。
私が仕えるべき主君を求める、真の動機はなんだろう。
曹操の横暴許し難いがためか。
狂気の沙汰とも言うべき、徐州での大虐殺は、子供心に大いなる恐怖の傷を残した。
献帝をいち早く手中に収め、優秀な知識人に恵まれ、勇猛果敢な武将にも囲まれて、文武ともに当代一といえる曹操だが、あの残虐さ故に恐ろしい。
その曹操が天下を握ることになるのだろうか。
どんなに悲惨な世になることか。
曹操にだけは天下を盗らせたくない。
歴史を振り返れば、多くの武将、軍団が中原を駆け回り、民から搾取し、踏みにじってきた。
国家を建て、民を平和に治める皇帝にならんとする者は、優れた軍師が補佐をしてきた。
妟嬰、管仲、楽毅・・・
いつも、ここで思いはとまる。
さて、どなたが曹操をとどめ、天下を執るに足る人物なのだろう。
私は誰の軍師になればよいのだろう。
私の願いはただひとつ。
争いのない、民が安心して日々を暮らせる世の中の実現。
そう、そのための主君探しなのだ。
やはり、劉備殿なのか。
王室末裔という触れ込みは捨てがたい。
領土を持たないことなど、なんということもない。
これから、領土は広げていくのだ。
曹操のような残酷な人でなく、心広く、民を慈しみ、平和を願い続ける。
劉備殿がそのようなお人であるなら、是非とも、お仕えしたい。
隆中に暮らして既に十年。
僅かながらも農地からの揚がりで糊口は凌げる。
学問も学び,臥龍と噂されるまでになった。
これから先の生き方をどうしたものか。
漢王室の衰退はもはや止めがたい。
管仲や楽毅,晏嬰のように皇帝を補佐して,漢王室を再興させることは無理だろうか。
ならば,誰に仕え,どのように働けばよいのだろう?
献帝を奉じてはいるが,王室転覆も謀りかねない曹操に身を投じるなど考えもしたくない。
誰にも仕えず,このまま市井に生きようか。
しかし,曹操はここ荊州にも食指を延ばそうとしている。
残虐非道な曹操軍に襲われたら,家も農地も,僅かな蓄えも洗いざらい略奪され,民は虐殺される。
我が家族も無事ではすむまい。
曹操が私を知れば,召し抱えようとするだろうか。
例え命を奪われようと逆賊曹操に仕える気はない。
市井に生きることが難しいなら,王室復興に一縷の望みをかけて,これぞと思うお方にお仕えしたい。
劉表殿はいかがであろう?
今日に至るまで荊州を平和に保ってきた功績は大きい。
しかし、もうお歳だ。
後継者争いで内輪揉めが絶えない。
荊州を保つ前に潰れてしまいそうだ。
呉の孫権殿は?
魏とまではゆかずとも,優秀な人材が多いと聞く。
まして瑾がいるのだ。
孫権殿のお気に入りだそうだ。
私の出番はあるまい。
それに今でこそ領主然としているが,元は流賊あがりと聞く。
王室転覆に加担こそすれ,再興に尽力してはもらえまい。
さて……?
徐庶がよく噂する,あのお方はどうであろう。
王室の後裔であるそうな。
真実であろうか?
嘘でもよい!
今は領土すら持たず、曹操から逃げているらしいが、天下三分の計をもって、この先の見通しを披露したなら、天下盗りに名乗りをあげてくれるかもしれない。
漢王室復興を真実願い、民を労わり、恒久の平和を祈るお人であるなら、お仕えしてその偉業をお助けしたい。
このところ、数度も訪ねておいでだという。
直にお目にかかって、そのお人柄を拝見した上で決めよう。
私の一生を託して悔いないお人であってほしい。