バックカントリー(以下BC)を始めてから丸4年。今シーズンで5年目になり、たまにレイヤリングやウェアついて問われことがあるので、僕の今までの経験や調べたり聞いたりした範囲で書いていこうかと。
まずはベースレイヤーから。
各メーカーから多種多様な商品が出ててますが、正直どれを選んでいいかわからないと思います。はっきり言って僕もよくわかりません(笑)
でも、ポイントをおさえればオッケー。吸水速乾を謳い、ポリエステル100%であること。素材にレーヨンが使われていないこと。これさえ確認できれば、ベースレイヤーの性能はどのメーカーでもたいして変わらないと思います。
何故レーヨンがダメか。レーヨンは吸水するけど速乾ではないのです。メーカーで言っちゃうと、誰もが一度はお世話になっているであろうUNIQLOのヒートテック。レーヨンは低コストみたいなので、ヒートテックの素材の約3~4割がレーヨン素材。安いのには理由があるんですね。
これは僕の実体験でBCでヒートテックを試してみた結果(絶対にやめてほしい)、汗ビチョになっても全く乾かず汗でペタペタ張り付く感じ。休憩すると汗冷えでクソ寒い。ツアー終盤だったからまだよかったけど、序盤なら間違いなく迷惑かける事態。なので、BCは勿論のこと、ゲレンデでもヒートテックはおすすめしません。
じゃあ何がいいのか。オススメはmont-bellのジオラインシリーズかジオラインサイクルアンダーシャツシリーズ、寒がりならスーパーメリノウールシリーズがオススメだと思います。(サイクルアンダーシャツは今年から使用します。理由は次回。)僕は春先は薄手、厳冬期は中厚手を使用してます。
吸水速乾に関しては各メーカーそこまで差がないと思います。mont-bell以外は使ったことがないのでわからないですが、-10℃や-15℃でも汗冷えは一度も経験してないです。
サイズ感はぴったり目が理想。余裕があるとそこから熱が逃げてしまうので、熱を閉じ込めるイメージでぴったり目をおすすめします。
mont-bellの中厚手は適度な保温力で暑くもなく寒くもなくと、一切のストレスを感じません。体温の変化が大きいと知らず知らずのうちに体力が削られていきます。気温や体温の変化が気にならない。これが一番重要だと思ってレイヤリングを考えています。
ベースやミドルに余程のこだわりがなければ、最初はmont-bellの商品でいいと思います。理由は、アウトドア専門店で1つの店舗で欲しいものが見れて、比較できて揃うからです。目当ての商品を見たいと思って調べてその店舗行っても、メーカーとしては取り扱ってるけど目当ての商品を取り扱ってないということはよくあります。
石井スポーツや好日山荘は色々なメーカーの商品を取り扱ってますが、言ってしまえば各メーカーの取扱店。店舗に行っても無い商品はあります。だったら、最初からmont-bellに行けば迷うのは何を買うかだけ。まずはmont-bellからスタート。そこから気温による身体の変化を理解してから次に繋げればいいと思います。
因みに、写真の場所は-15℃くらい。いつもこんな感じで歩いています。大雪じゃなければ基本的にシェルは着ないで歩きます。赤いミッドレイヤーの下はベースレイヤーだけ。赤いミッドレイヤーもmont-bellです。
ここまで書いておいてあれですが、ここで注意点を。レイヤリングは人によって違います。一発で自分の身体にあったレイヤリングを見つけるのはなかなか難しいです。色々なメーカーが独自の製品を開発して、素晴らしい商品を世に送り出してます。
今回は僕が使ってるmont-bellを紹介しましたが、僕の知らないもっと良い商品もあると思います。僕はこれで大丈夫でも、これを読んでくれた読者様にはあうかは分かりません。これが正解というのがないのがレイヤリングの奥深いところなので、参考程度にしてください。mont-bellのサイトでも詳しく書いてあるので、よかったら見てください。
長くなってしまったので今回はここまで。次回、サイクルアンダーシャツを使う理由や、長くならなければミッドレイヤーについても一緒に書いてみたいと思います。
長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。