千歳空港から札幌へ向かう前にどこかで観光となるとアウトレットに行ってしまうのですが、いつものと違うところにと、苫小牧方面へ。ガイドブックを見て、ウトナイ湖へ野鳥を見に行くことにしました。

 

 

千歳空港から苫小牧方面に向かって15分ほどの場所、ウトナイ湖の周辺は、野鳥観察路が整備されており、観察スポットになっています。

 

大雪の予報が外れ、雪は降っていなかったものの、どんよりとした曇り空です。

 

 

私たち夫婦以外、観光客を見かけない静けさ。冬の午前中は観光客も少ないのでしょうか。湖畔の遊歩道を歩いて、水面を見つめ、目を凝らして野鳥を探しましたが、鳥の姿は見えません。

 

 

途中、1羽だけ白い鳥がいるのが見えました。観察しようと近寄ってみたのですが、飛び立ってしまいました。湖畔で見かけたのは、この鳥1羽のみでした。

 

 

湖畔を歩いて行くと、「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」があり、中に入ってみました。

 

 

内部には、ウトナイ湖周辺の自然環境の紹介やここで観察ができる野生鳥獣の解説があり、小中学生の自然学習向けの場所、このほか、傷ついた野鳥の保護、リハビリ施設もありました。

 

 

湖に向かって大きな窓が取られていてとても明るい造り、窓辺にには椅子がおかれゆったりと野鳥観察ができます。

 

 

そのほか、望遠鏡や双眼鏡も用意されていました。野鳥の飛来が多い日は楽しそうですね。あいにくのお天気でかつ、鳥の姿は見えず・・・残念でした。

 

遊歩道を歩いた後、敷地内にある道の駅ウトナイ湖に行ってみました。

 

 

道の駅には、お土産や地元農産物の直売所のほか、食堂があり、広い無料休憩所もあります。苫小牧の名産物を見ていると、お腹が空いてきて・・・

 

 

ほっきやカニを使った押しずしや丼を扱う「海鮮パーク」というお店が目に入りました。

 

 

ほっきのほか、しゃけ、さんま、かになどの押しずし、巻き寿司などのほか、「ほっきカレー」があるのを見つけました。苫小牧に行ったら、名産のほっきを使ったカレーを食べてみたいと思っていたので、ちょうど良い!と注文しました。

 

 

伺った日は、行列がなく待ち時間0で空いていましたが、普段は混み合うようでこんな案内が出ていました。

 

注文後、奥の厨房で調理が始まりました。店主の男性からは「どこから来たの?」から始まる声掛けがあり、ひとしきり楽しく会話。人を和ませる口調は、観光客へのおもてなし。心が温かくなりました。

 

 

店頭には、持ち帰り用のお弁当が並んでいました。ほっき寿司も美味しそうですが、自慢のネタ全種類の詰め合わせ「玉手箱」が美味しそう、この後の予定がなければもって帰れるのに・・・試してみたかったぁ。

 

店主との会話を楽しんでいると、程なくお料理が出来上がりました。

 

葉っぱ ほっきカレーセット(960円)

 

ほっき入りのカレーにサラダ、そしてイートインの場合は味噌汁がサービスで付いています。

 

 

ほっきカレーは、カレーの具にほっき貝が使われているというもの、ほっき産地ならではの贅沢なカレーです。

 

カレールーは少し塩味が濃い目の濃厚なお味、具材はシンプルにほっき貝のみ。貝の出汁が効いた少しだけ辛いお味、思いっきりほっき貝が楽しめるのが嬉しいカレーでした。

 

葉っぱ 石狩汁とミニほっきカレーのセット(価格失念)

 

妻は、カレーも石狩汁もと欲張りなメニューにしました。

 

 

ミニカレーにしたので、ほっき貝の分量も少な目でちょっと残念。ただ、ほっき貝の味わいは楽しめました。

 

 

美味しいかったのは大きな鮭のあらが入った石狩汁。魚の出汁が良く、食べ応えのあるアラも美味しく、大満足。魚のアラを買って帰りたいと思ったほど。外がとても寒かったので、体が温まる汁物が特に美味しく感じました。

 

道の駅の食堂は簡易的なものとあまり期待していなかったのですが、想像以上に充実した内容で「食べる価値あり」。この後の食事の予定があるので、買えませんでしたが、持ち帰り弁当も魅力的、機会があればここで買って帰るのも良いかなと思いました。

 

 

海鮮パーク

0120-828-339

北海道苫小牧市植苗156-30 道の駅ウトナイ湖

 

 

ランチの後、苫小牧へ行ってみました。

 

 

ウトナイ湖でランチをいただいてしまいましたが、最初のプランは、苫小牧港にある「マルトマ食堂」でランチの予定でした。

 

様子を見に行ってみると、噂通りの行列。1時間位はかかりそうな行列、道の駅でランチにしておいてよかったのかもしれません。

 

 

漁港の見学をした後、近くの市場へ。

 

 

「ぷらっとみなと市場」です。平屋建ての室内型の市場が2棟ありました。

 

 

市場の中は両側にお店が並びます。生鮮品の魚屋さん、八百屋さん、雑貨屋さん、食堂など、観光客向けでもあり、地元むけでもあり、様々な業種のお店が出店されていました。

 

 

野菜も海鮮も東京では考えられないほどのお安さ、見るからに新鮮な魚介などは買って帰りたくなるくらいでした。

 

ほっきは、貝の大きさにより、300円台から。「最上品」とかかれたほっきは、580円。きっと大振りの物が入っているだと思います。

 

買って帰れない食材ばかりでしたので、見るだけで我慢。市場の中には食堂が複数ありましたので、こちらでお昼ごはんというのも良かったかもしれません。

 

苫小牧の観光を終えて、宿泊予定の札幌市内のホテルへ向かいました。