以前から存在は知っていて、一度行ってみたいと思っていた豚汁専門店、近くに所用があり、「ちょうど良い機会」とランチで伺いました。「吉田とん汁店」です。

 

 

豚汁からは、定食屋さんと勝手にイメージしていましたが、カフェ風の店構え、パンやコーヒーが楽しめそうな雰囲気のお店です。

 

 

お店は、東京大学の正門の斜め前にあります。

 

店内は10席程度のカウンターのみ、店内で食べる他、お持ち帰りもできます。

 

 

店内のメニューは「豚汁定食」(680円)のみと至ってシンプル、潔いお店です。定食には、とん汁、ご飯、浅漬け、小鉢2品が付きます。ご飯の量は、小盛、普通、大盛りから選べ、おかわりは100円です。

 

 

テーブルの上には、豚汁にあう、七味、柚子胡椒のほか、食べるラー油もあり、豚汁とご飯のお供が揃っています。

 

店内はひとりでオペレーションされています。カウンターの中で様子が見えるので、ついつい動きを見てしまいます。

 

注文を受けると、ご飯を盛り、温めていた豆腐を汁椀に盛り、豚汁をよそい、ネギと魚粉をかけて供されます。

 

 

「豚汁定食」(680円)です。豚汁が美味しそうだったので、ご飯は大盛りにしてしまいました。(^^ゞ

 

 

浅漬けは、梅干しに大根漬け、小鉢はスパゲッティサラダと

 

 

さつまあげです。

 

 

豚汁です。手前に見える粉が最後にかけていた魚粉。魚の香りが広がるもの、ラーメンスープを飲んでいるようです。

 

豚汁には、大きく切られた大根、じゃがいも、薄切りの人参、絹ごし豆腐、細切れの豚肉の具材が入り、味噌味は少し濃い目、ご飯と一緒でないと思うほどの強い味です。

 

根菜類は良く煮込まれ、味噌味が染みているものの煮崩れしていない絶妙な状態、鍋で温めながら供されますが、うまく調整されているのだと思います。

 

食べ進んでいくと、柔らかい絹ごし豆腐が崩れ、濃い目の味が少し和らいできました。一般にはこのくらいの濃さが好まれるのでしょうが、夫婦には少し強すぎました。

 

 

途中「地卵」(70円)が目に留まり、たまごかけごはんに。卵は非常に大きく、黄身がたっぷり、ご飯とたまごともに楽しみました。

 

豚汁だけの定食なら軽めかなと思ったのは間違い、大盛りご飯にボリューム満点の豚汁、普段以上に食べすぎてしまいました。

 

お手頃価格で豚汁も御飯が楽しめるのはうれしいコンセプト。ご飯も豚汁も美味しかったので、あとは小鉢にもう一工夫があるとさらによくなるのではと思います。定食に「小鉢2品」と書かれるようであれば、小鉢として楽しめるものがあるのが理想ですよね。

 

遅めのランチタイムでしたが、人が絶えず、店内だけでなくお持ち帰りのお客さんも入れ替わりたち替わりあり、1人オペレーションが大変そう。お持ち帰りは、豚汁400円、ごはん付で500円とさらにお手頃。地元に住んでいると思われる学生さんやOLさんが利用されていました。

 

会社の近くにあったら、いいのにと思うお店、増えてくれないかなあと思います。

 

 

吉田とん汁店

東京都文京区本郷6-2-1

 

吉田とん汁店定食・食堂 / 東大前駅本郷三丁目駅春日駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0