好きになってもいいですか

なんて情けない事言える訳がない

夜が更け隣の壁から漏れる声が

更に私を独りにさせる


これ以上近づくと逃げてしまう

側からそっと見守るだけで

触れたくても触れられない

慎重で臆病で初恋のような大人の恋


溶け込めなくてもいいじゃない

誰も気にも留めないから

目線を集めてもいいじゃない

自慢してるわけではないから


優越感に憧れ 劣等感を味わい

殻にこもって孤独を楽しんだ頃

手を繋ぎ 抱き合ったのに

見え隠れする壁に戸惑いを覚えた


見てて あの時の僕

ほら立ち上がれ 今の自分

上を見過ぎて疲れたのなら

膝を借りて眠らせて貰おう


好きになってもいいですか

人に委ねるなんてずるいよね

たぶん最初で最後の恋だと

そんなくさいこと思っちゃって


この時間は独り想いに更ける

良い思い出だけが自信を付けさせ

窓から入る涼しげな夜風に

心なしか重なる不安が小さく思えた


ただ 明日の現実には敵わない

抱き締め合う喜びを

夜通し話し合う一時を

心地良さと幸福感を