頭の痛さと比例して

心の寂しさが増えてゆく

外の寒さには敵わないか

布団に潜り独り言


古い街並みに猫が住む

整備された道路が違和感を生む

君も溶け込めてないよな

帰り道にそっと独り言


遠くから聞こえる自転車のベル

他家の晩御飯ができる独特な匂い

夕日に染まる空と長く伸びた影

いつからか隣を歩くあの時の猫


サイレンが鳴った今

慣れた動きで身を隠す

木々が揺れ 空に暗雲が覆う

光り輝く黄光が帯になって舞う


内が暖かくなるほどに

心は冷えてゆく反比例

早く家に帰ろう

満月の夜を横目に独り言


足元の温さに目が座る

共に揺られて帰路へと運ぶ

今日も昨日と一緒か

目を瞑って明日へ独り言


新鮮な空気と群れるカラス

猫の論争が今日の始まりを告げる

雨が降った事実を語るアスファルト

今日は涼しげな良い天気だ


地下で待った数時間

地に足をつけるとそこは焼け野原

こんなにも世界が広いとは

赤く染まった空に真っ黒な灰が舞った


冷え切った地下に流れる水

これはどこから来たのだろう

熱された赤い地に涙を浮かべる

今日が無事に終わって何よりだ