昨日初めて頭を触った

いつも見上げて見てくれるから

無性に撫でたくなってしまって

にこりと笑って 何だよって

何故にこうも愛おしいのか


昨日初めて髪を触られた

前髪に何かついていたそうで

いつもと違って真っ直ぐ目が合って

ちょっとそらして ごめんって

何故にこうも目を奪われるのか


可愛い 本当に可愛らしいね

もう誰かのものだなんて信じられない

奪っても良いものなら

世間の目が無くなったのなら

直ぐにでも手を繋ぎ合おうよ


昨日初めて身体を触った

服の上からでも分かる程よい筋肉

ちょっと嫌がりながらも調子に乗って

僕の手を持って ここって

何故にこうも魅了されるのか


話したい 少しでも話していたい

帰る道が違うだなんて信じられない

大声で叫んでも良いものなら

誰もが認める理想であるのなら

こちらを向かせる一歩を踏み出すよ


今日初めて唇を触られた

柔らかそうだと目を瞑りながら

一瞬で耳が熱くなり 顔が赤く染まったはず

あほかと手を払いのけたけど

何故にこうも距離が近いのか


今日初めて腰に手を回した

二人で写真を撮りたいからって

少し肉が乗ったお腹が温かく

つまんではおどけて笑い転げてみたり

何故にこうも惹きつけられるのか


触れていたい ずっと君に

僕の存在を痛いほど知っていて欲しい

飽きるほど見ていてよ

あの人よりも長い間見ていてよ

目を合わせ 顔を近づけ そしてそっと