あなたの目を見て眠りたい
一人きりの夜が思い出せないほど
今のこの時間に慣れてしまいたい
ふと手が触れても気にもせず
ただ握り返してくれたらそれでいい
あなたの寝息と合わせたい
気の抜いた姿を見せられるほど
安心を全身で感じていたい
特別な何かをすることもなく
同じ時間を共に過ごせたらそれでいい
あなたとしたい事は沢山あっても
あなたとの時間は減る一方で
戻らなくてもいい せめて止まってくれたなら
なんて 今日は何をして過ごそうか
共にいるだけでこんなにも嬉しいのに
会いたいと言われることに麻痺をして
感情も感動も忘れていたあの頃
いつしか来るであろうと覚悟はしていたが
こんなにも冷たく尖っていようとは
これからの人生に期待をしても良いものか
肩を揉んで疲れを癒したい
陽を塞ぐ大きな背に耳を当て
小さく波打つ心臓の音を聴いていたい
その緩やかな目で私を見て 聴いて 学んで
一人なのだと思い悩まないでほしい
近くに感じていても現実は遠く
意識をしていても飽きられる一方
あなたの目を見て眠りについたのは
今よりずっと前のことなのかもしれない
手を離したことでさえ気付けないのだから
ゆっくりと流れる時の中
ここで出会えたのだから
共にいたいと互いに思い合える人と
ここで出会えたのだから
離れはしない 離しはしない
ほら 愛おしいでしょう
歓声の中 深々とお礼をする姿も
皆が見守る中 魂を込める姿も
世界から見る僕の家庭はちっぽけだった
見向きもしない者に笑って手を振って
安心のため息と共に寝よう
暖かい身体を共に寄せ合おう
二人で築いていくのなら
弱いところも嫌なところも全て
愛おしさに変えていこう