ここで目を閉じたとする

そこで後ろから抱き締められたとする

あそこでふいに囁かれたとする

どこまで本音を隠し通そうか


今日のこの日があったとしても

明日のその日にはもういないのだろう

昨日のあの日が信じられないことには

いつのどの日に戻ればまた会えるのだろうか


電話の奥から聞こえる声は

それでも話し続ける意図は

低くのんびりとした声でも

真っ直ぐな意志が感じられる


合鍵を作って渡した記憶と

これから始まる恋愛への期待

何もしないのと聞かれキスをして

歯磨きをしながら朝起きるのを待つ


これが長い時間の始まり

それでも良いと思えた証

あれから思い出す日が幾度も訪れる

どれだけ願っても戻れない事を知る


ここでこうして待ってみても

そこからそうやって見下すのでしょう

あそこに居ても どこに居ても

すぐに見つけて駆け寄ってきてよ


また繰り返し 夢を見ては落ちていく