見たものを見たように描いても
見たかった部分を付け加えてしまう
夢に誘って見ているように
奥底に潜む 低俗な欲を見ようとした
何を感じているのか分からない目
透き通った淡い色をした瞳
少し上目遣いで気弱な目尻も
全てが愛おしいから不思議だ
あなたの来ない週末に
物足りなさを抱いていることを
今更ながらに気付いてしまった
日が長く感じるのはあなたのせいか
見つけたものをただ見つめてしまっても
見えなかった何かを期待してしまう
妄想して現実を見ないように
あなたの振り向く姿は想像でないと見えない
小柄で少し肩が下がった服
余った袖からしっかり出ている拳
少し気弱で重たい歩き方も
愛おしくてつい目で追ってしまう
あなたはどんな匂いがするのか
あなたはどんな寝息を立てるのか
あなたとのキスはどんな味なのか
あなたの全てを今 握って味わいたい
まだ脱色している髪の毛に
ゆるくパーマをあてがっている
見た目より歳をくったあなたは
この何十年をどのように生きたのだろう
あなたの切ない過去を知らない
悦びに満ち溢れたあなたを知らない
近いからといって 返されたからといって
あなたの壁を越えられたわけではない
ゆっくりとした口調に
自らの意思を少しだけ加え
眠たそうな目で私に訴える
もう分かったから 全てが愛おしい
好きにすればいい 思うがままに
あなたのしたいように
そうしたら何が生まれるのだろう
なんでも構わない それが楽しみだ